2022年3月8日(火) 9:49~10:00
於:党本部平河クラブ会見場
【冒頭発言】
役員連絡会の概要について報告をさせていただきます。
私からは、ウクライナは深刻な情勢が続いている。もしくは、その深刻さが深まっている。本日午後、14時30分より、第4回目となります「党ウクライナ問題に関する対策本部」を開催いたします。引き続き、情勢を注視していきたいと思います。ロシアに対する制裁、またウクライナへの人道支援や、装備品の提供、さらに原油価格高騰対策をはじめ、我が国への経済社会への悪影響を最小限に抑えるための対策など、党としても政府の取り組みをしっかりと支えていきたいと考えております。
国会では参議院予算委員会で、順調に審議を進めていただいております。一日も早い予算の成立・執行に向けて、引き続き、緊張感を持って取り組んでいきたいと思います。
次の日曜日13日には第89回党大会が予定されております。来たるべき参議院選の必勝に向けて党員・党友が結束し、更なる党勢拡大に繋がる党大会にしていきたいと思います。
昨日の役員会で岸田総裁から、先週金曜日に、国民民主党の玉木代表から、原油高対策などについて与党に申し入れをしたいとの要望があり、本予算に賛成したことを重く受け止め、公明党の山口代表とお話を伺ったとの発言があったことを紹介いたしました。政策要望については今後、真摯に検討していきたい。そのように考えております。
髙木国対委員長、岡田参議院国対委員長、関口参議院会長、世耕参議院幹事長、遠藤選対委員長、高市政調会長、福田総務会長から発言がありましたが、特段、昨日役員会でご紹介した内容から大きく変わってございません。
小渕組織本部長の方から、昨日と同様、令和3年の党員数について発言がありました。
河野広報本部長からは、直近の世論調査の結果について報告がありました。
平沢国際局長からは、国際局の主催で第19回「国際政治・外交論文コンテスト」を行う。今回のテーマは、ロシアによるウクライナ侵略など予測を超えるような国際情勢を踏まえ、「混迷する国際情勢―日本が果たすべき役割―」とした。締め切りは4月15日(金)。党のホームページ、党機関紙等で広く公募していく。選考は、国際局役員、外部有識者による審査の上、総裁賞・幹事長賞・国際局長賞を決定する。表彰は、総裁・幹事長の出席のもと、6月上旬に行う予定だと、こういう発言がありました。
役員連絡会の概要は以上です。
質疑応答
- テレビ朝日です。女性議員を増やす取り組みについてお伺いします。先週の記者会見でも女性議員を増やしていく取り組みは必要だという見解を示されていたと思うのですが、自民党は現職の議員が多く、中々増やしにくいという課題についてもお話されていました。諸外国では候補者や議員の一定数を女性に割り当てるクオーター制を導入し、女性議員の数を増やす国も出てきていますが、自民党や日本でクオーター制を導入するということについてどうお考えですか。
- 先週も、女性議員の数、比率、増やしていきたい。そこの中で、中々、国会については女性議員の数、増えない部分もあるのですが、地方を見ますと自民党で女性議員の数、着実に増加をしておりまして、そういった土台、これをベースにしながら国会議員も含めて、女性が更に活躍できるような政治というのをつくっていきたいと、こんなふうに考えております。
その上で、議員、これは等しく全ての国民であったり、都道府県民、もしくは市議会等でいいますと、市町村民、この代表でありまして、わが党としまして、男性議員が男性を代表して、女性議員が女性を代表する、若い議員が若者を代表して、シニアな方が高齢の方を代表すると、こういう考え方であったり、男性か女性か、これが全ての資質に優先するという考え方は採っておりません。
女性も男性も政治に参加する機会は平等であるべきとの考えのもと、性別を問わずに候補者、公募で募ったり、その中で最も相応しい方を総合的に判断して擁立するべきでありまして、始めから性別で枠を設定すると、こういう人選の仕方は適当ではないと考えております。
他方、わが党では女性候補者が増えるよう女性が出馬し易い環境づくりに精力的に取り組んでおります。特に女性局が中心となりまして、女性候補発掘の活動として2018年から、政治に関心のある女性向けの研修会「女性未来塾」を開催しております。
さらに2020年からは即戦力となる女性候補者育成のための実践講座「女性未来塾特別講座 女性候補者育成コース」を開講し、選抜された塾生に対して、党所属国会議員が中心となりまして、講義や実践演習等を定期的に行っているところであります。
今回、党改革を進める中でも、この党則改正案、これにつきましては13日の党大会にもお諮りをして決定をしたいと思っておりますが、例えば党則の中に全国青年局長会議、全国女性局長会議と、こういったものをしっかり位置付けると、こういったことも含めて、若者や女性が更に政治の場で、自民党で活躍できるような状態というのを作っていきたいと思っております。
また昨日も、参議院の候補者についてご質問もあったところでありますけれど、先ほど申し上げたように、女性も男性も政治に参加する機会は平等であると、こういったものを基本にしながらも、出来るだけ新人等については若手であったりとか女性の候補と、こういった候補者を選考してもらいたいと、こういうお話を申し上げてきたところでありまして、直近で候補者の決まりました山梨、そして沖縄、両選挙区におきましても、非常に若い議員、若い候補者と、これを選んでいただいたかなあと、こんなふうにも考えているところであります。
- 読売です。冒頭でもご紹介ありましたけれども、先週、自民・公明・国民の党首間で会談を行いました。近く幹事長レベルでの会談も行うというふうに聞いているのですけれども、これは原油高対策以外のテーマについても議論していくのですか。
- 議論というか、お話を伺うと、要望を伺うということでありまして、それはやってみないと同う言う形になるか分かりませんが、基本的には国民民主党がお考えになっている、また、提案したいと思っていると、こういったことについて、まずはどういう内容なのかと、これを伺うことになるのではないかなと思っておりますが、聞いてみないと分かりませんけれど、原油高対策だけではなくて人への投資の問題であったり、それ以外にも安全保障の問題であったりとか、ご興味を持たれているのではないかなと、こんなふうに考えております。