2024年5月14日(火)10:00~10:08
於:党本部平河クラブ会見場
【冒頭発言】
役員連絡会の概要について報告させていただきます。
茂木幹事長からは、政治改革、政治資金規正法の改正について、先月から9回にわたって自公の実務者で協議を重ねてもらい、先週木曜日、両党の幹事長会談において、「政治資金制度の改革に関する取りまとめ」について大筋合意しました。今後、詳細事項の詰めや法案化の作業を進め、同時に与野党協議も行い、国会の特別委員会での議論を経て、今国会での改正案の成立に万全を期したいと考えています。
安定的な皇位継承のための皇族数の確保について、今週にも、衆参正副議長の下で協議を行う予定です。静ひつな環境の下で、各党会派で真摯な協議を行い、「立法府の総意」を築き上げていきたいと思います。
先週9日・木曜日、静岡県知事選が告示を迎えました。わが党が推薦する大村慎一(おおむら・しんいち)候補の必勝に向け、全力で臨みたいと思います。
国会会期も土日を除けば残り1か月となり、終盤を迎えています。引き続き政府・与党、衆参で緊密に連携しながら、全ての政府提出法案や政治資金規正法改正案の成立に万全を期したいと思います。
浜田国対委員長からは、本日13時の本会議で、繰り上げ当選となった森 由起子議員の紹介、 カナダ議員団の傍聴紹介、議了案件の採決を行う。所要は約15分。次回は、各委員会の審査状況を見ながら検討する。
政倫審につき、野党から44名に対する審査の「申立て」がなされたことを受け、本日13時40分に審査会を開会し、審査を議決の後、「申立て」の趣旨説明を聴取する。
また散会後に、審査会で弁明の意思があるかを確認する文書を各議員に発出する。
石井参議院国対委員長からは、昨日、立憲民主との国対委員長会談を行い、今後の登壇法案及び後半国会における国会日程等について協議を行った。
本会議については、明日15日(水)は、「デジタル基本法案の登壇」と議了案件の採決。17日(金)は、総理出席の下、「子ども・子育て支援法案の登壇」と議了案件の採決を行う予定。15日(水)は約1時間45分の所要時間、17日(金)は、討論が入れば2時間50分程度の所要時間が見込まれる。
本日は、「経済産業・環境の連合審査会」をはじめ、各常任委員会が開かれ、うち、財政金融委員会において金融商品取引法案、国土交通委員会において、地域活性化法案の採決が行われる予定である。残る会期は、本日を含めて、土日を除くとわずか29日。
本日の衆議院本会議終了時点で、参議院先議の公益法人2法案が成立すれば、政府提出法案62件のうち、27件の成立となり、まだ44パーセントの成立率となる。まだ多くの重要法案が残されている。衆参連携を密にし、臨んで参る。
関口参議院会長からは、会期も残り二か月を切り、さらに厳しい国会日程となっている。衆議院と緊密に連携し、出口を預かる参議院の責任をしっかり果たしてまいる。
松山参議院幹事長からは、国会日程はますます厳しくなっている、引き続きご協力をよろしくお願いする。
静岡県知事選挙について、先週10日に比例代表及び隣接県の議員を急きょ集め、大村候補の勝利に向けた会合を行った。関口会長を先頭に、参議院自民党としても全力を尽くしてまいる。引き続き、党本部、静岡県連と緊密に連携して取り組んでまいる。
小渕選対委員長からは、現在行われている静岡県知事選挙について、わが党は大村慎一(おおむら しんいち)元静岡県副知事を推薦している。5月26日(日)の投票日まで、役員各位のご支援、ご協力をお願い申し上げる。
また、来年実施される参議院通常選挙について、従来通り、任期満了1年前となる本年7月に、第1次公認候補者を決定していきたいと思う。
ついては、昨日、都道府県支部連合会会長宛に、選挙区候補者の選考に入るよう要請する文書を発出したので、ご報告申し上げる。
渡海政調会長からは、今週の政調審議会は、火曜日・木曜日の定例日、いずれも開催。本日14日(火)は、議員立法1件および政府への提言等6件の審査を予定。了承した議員立法については、速やかに総務会にお諮りしたい。
木曜日(26日)については、今のところ、政府への提言3件について審査の要請がきている。更に部会・調査会等から法案や提言が上がってくれば、併せて審査を行いたい。
森山総務会長からは、先週土曜は和歌山県連、一昨日は鹿児島県連、昨日は北海道連で「政治刷新車座対話」を行ってまいった。各支部連合会の役員・党員より、わが党に対する率直な意見をいただいた。
総務会は、本日11時より開催する。人事案件ならびに、政務調査会からの議員立法1件の審議等を予定している。
平井広報本部長からは、直近の世論調査結果について
役員連絡会の概要は以上です。
質疑応答
- 読売新聞です。昨日のテレビ番組の中で、政治資金規正法の改正をめぐって、鈴木馨祐座長が野党の改正案について「自民党の収支構造に直結するものだけがピックアップされている」などと述べました。この受け止めをお願いします。
- 政治改革、政治資金規正法の改正については、各党それぞれに考えが有ると思っています。各党の意見を尊重し、真摯に協議に臨んでまいりたいと思っております。
与党としては、先週、公明党との間で先ほど報告いたしましたように「政治資金制度の改革に関するとりまとめ」を行いました。政治資金規正法について、必ずこの国会で改正案を成立させることで、自公の考え方は一致しているということで合意の形成に向けて最善の努力をしていくというのが、私どもの立場であります。
国会会期は残すところ1カ月余りとなっておりまして、今後、詳細事項の詰めや法案化の作業を速やかに進めて、同時に与野党協議も行って、今国会での改正法の成立に向けて万全を期して参りたいと考えております。