お知らせ「自由民主」先出し総裁選2024

政治資金問題 再発防止で信頼回復を
総裁候補共同記者会見で力説

候補者共同記者会見に臨む(左から)高市早苗・小林鷹之・林芳正・小泉進次郎・上川陽子・加藤勝信・河野太郎・石破茂・茂木敏充各総裁候補

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9人の総裁候補による共同記者会見が9月13日に党本部で行われ、国民からの関心が高い政治資金問題について各候補が考えを述べました。わが党政策集団による不適切な政治資金の処理で政治への信頼が揺らぐ中、各候補とも再発防止や透明性向上について力説し、総裁選での論戦を通じて信頼回復に努める決意を示しました。

透明性高め説明責任を果たす

わが党は4月に政治資金の不適切な処理を巡って国会議員ら39人の処分を決定した。この処分に対して、記者から「総裁就任時に見直すか」との質問があり、これに対してはいずれの候補も基本的に既に下された処分の内容を尊重することを明言し、それぞれの考えを主張しました。
高市早苗候補は「党の資金の収入、支出の流れから属人性を排し、公平な配分や公正な支出をし、情報公開を進める」と述べました。
小林鷹之候補は「党近代化実行本部を立ち上げ、罰則の在り方を含めたルール整備を進める」との考えを示しました。
林芳正候補は「説明責任をそれぞれが果たしていくことが大事。政治改革や政策についても党としてよく説明していく」との見解を示しました。
小泉進次郎候補は政策活動費の廃止等を主張し、「政治だけに許されてきた不透明なお金の流れは止める」と決意を示しました。
上川陽子候補は「法令順守、高い倫理観を党全体で浸透させる。真摯で謙虚に、信頼回復に全力を挙げる」と述べました。
加藤勝信候補は「党としての責任を果たす」として、政党交付金から不記載相当分を国庫に返納すべきと主張しました。
河野太郎候補は「不記載分は国庫に返納することでけじめをつけるべきだ」との考えを述べました。
石破茂候補は「説明責任は総裁も負うものだ」とした上で、政党のガバナンスを律する立法措置の必要性も指摘しました。
茂木敏充候補は「二度と同じ問題を起こさないようガバナンス、コンプライアンスを守れる政党にしたい」と再発防止を徹底する考えを示しました。

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