自然と信仰が息づく『生まれかわりの旅』
羽黒修験道として古くより信仰を集めてきた山形県の中央に位置する出羽三山。人々の現世利益をかなえる現在の山・羽黒山、祖霊が鎮まる過去の山・月山、生命の誕生を表す未来の山・湯殿山の三山を巡ることは、江戸時代の庶民の間で「生まれかわりの旅」といわれてきました。樹齢300～500年の杉並木や高山植物が咲く湿原、点在する野性味あふれる大小の滝等、荘厳な山の自然は訪れる人々に霊気と畏怖を感じさせ、山岳信仰を現在の世にも伝え続けています。
月山山頂の月山神社
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