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出産費用の「見える化」へ、「出産なび」開設
~全国の医療機関等を検索可能に~

昨年、政府は「こども未来戦略」および「こども大綱」を閣議決定しました。この中で、出産費用(正常分娩)の保険適用の導入を含む出産に関する支援等の更なる強化に向けた検討が着実に進められつつあります。そんな中、厚生労働省は先月30日、地域や施設によって差が大きい出産費用に関し、医療機関等ごとの費用やサービスを検索できるウェブサイトを開設しました。他方、党こどもまんなか保健医療の実現に関するプロジェクトチーム(PT、座長・橋本岳衆院議員)は、出産費用の保険適用等に関する提言を取りまとめました。これらを踏まえ、政府与党として、出産費用の保険適用について本格的に議論を進めて行きます。

全国2043施設を掲載

出産なび

出産に際し、無痛分娩を希望するかどうか、また、里帰り出産を行うか等、妊婦やパートナー、家族の状況によって出産する施設に対するニーズは多岐に及びます。さらに、出産にかかる費用やサービスも地域や施設によってバラつきがあり、出産施設を選ぶ際に1つ1つの施設の情報を調べるのは、各施設のホームページ等に掲載されている情報にもバラつきがあることから、手間を要するものでした。

今回新設された「出産なび」では、全国の分娩の取り扱いが年21件以上ある、出産育児一時金の直接支払制度を利用して2024年度以降も引き続き分娩を行う予定の施設の約96%が掲載されており、これに任意で掲載を希望した施設を加えた計2043施設について基礎情報(所在地、外来受付時間、医師数や年間分娩件数)に加えて、助産ケアや付帯サービスの実施有無、分娩にかかる費用の目安等、詳細情報を施設ごとに掲載しています。さらに、地域や詳細条件を指定して検索し、該当する施設の情報を確認することも可能となっています。

この「出産なび」開設は、去年4月から出産育児一時金が42万円から50万円に引き上げられた後に値上げされるケースが見られるなど、費用の決定過程が分かりにくいという指摘があったため、出産費用の保険適用に向けた議論に際して、出産費用の透明化を進める観点からも実施されました。

[こどもまんなか保健医療実現PT]
骨太や予算編成に向けた提言を取りまとめ

わが党では、こどもまんなか保健医療の実現に関するPTで、出産費用(正常分娩)の保険適用の導入等について中心となって議論を行っています。
同PTでは、6月4日、骨太の方針2024および令和7年度予算編成に向けた提言を取りまとめ、出席の厚生労働省・こども家庭庁にその実現に尽力するよう求めました。

取りまとめた提言の実現を求める橋本岳PT座長

同PTでは、昨年末に閣議決定した「こども未来戦略」・「こども大綱」で、「親と子の出産と育ちを一気通貫してサポートし、より安心できるものに」と定めた同PTの基本方針に沿った方向性が示されたことを高く評価。その上で、これまでPTにおけるヒアリングや意見交換を通じて、なお懸念や拡充等の声が寄せられた項目について、提言に取りまとめました・・・

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