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青森県選挙区・斉藤なおひと候補
人づくりは国づくり

青森県選挙区・斉藤なおひと候補 人づくりは国づくり

ふるさと青森県への思いを前面に打ち出し、支持を訴える斉藤なおひと候補

青森選挙区はわが党新人で元県議の斉藤なおひと候補(47)と立憲民主党現職による事実上の一騎打ちとなり、連日熾烈(しれつ)な選挙戦を展開している。

「将来の日本、将来の子供たちのために今やるべきことを今やらなければいけない。今政治に携わる私たち政治家が責任もってやらないといけないことがある。私にやらせてください」。

6月25日、立憲現職の地元・八戸市で開かれた街頭演説会。斉藤候補は身長184センチ、体重120キロの巨体を躍動させながら、鬼気迫る形相で詰め掛けた数多くの聴衆に支持を訴えた。
斉藤候補は元大相撲の関脇「追風海(はやてうみ)」。引退後、故郷の板柳町で町議となった後、平成26年から北津軽郡選挙区選出の県議を3期務めた。
茂木敏充幹事長は「体重の大きな力士ではなかったが、朝青龍や白鵬も倒した。潜在力を持った力士で、政治家としてもこれから伸びていく」と、斉藤候補の国政での活躍に太鼓判を押す。県議時代の斉藤候補と青森県産農林水産物の輸出拡大に取り組んできた三村申吾知事も、支持を明言している。
約10年間地方議員として現場に足を運び、青森県の実情を知る斉藤候補。「ふるさと青森を知る私が、多くの諸課題を国にしっかり届けていかないといけない」と参院選への立候補を決意した。
政治信念には「人づくりは国づくり」を掲げ、「人口減少・少子化の中で子供を産み育てやすい環境をつくらないといけない」と主張する。「未来へ夢や希望を語る若者が出てくる社会をつくっていきたい」とも訴える。
擁立の決定が2月と出遅れたため、陣営は市町村に張り巡らされたわが党支部をフル稼働し組織戦を展開。各地域に精通する国会議員や県議、市町村議らが斉藤候補と一緒に各地をくまなく回り、効果的に知名度向上を図ってきた。
6年前の同選挙区ではわが党現職が立憲新人に約8千票あまりの差で惜敗した。斉藤選対で3区選対本部長を務める木村次郎衆院議員は選挙戦の行方について「(6年前に約2万5千票の差をつけられた)八戸市でいかに差を抑え、青森市で勝てるか。最後は弘前市でどれだけ離せるかに懸かっている」との見方を示す。
2区選対本部長の神田潤一衆院議員は八戸市内での支部組織の活動について「県議、市議を中心にかなり運動量は上がってきている」と手応えを語った上で、「相手も強く、まだ追いついていない。最後の最後に何とか追い抜くつもりで取り組んでいる」と必勝を誓う。
「厳しい選挙戦だが、日本の未来のため、子供たちの未来のために何としても勝ち抜く」と声を張り上げる斉藤候補。相撲道で培った精神力と圧倒的な運動量で立憲現職と"がっぷり四つ"まで持ち込み、この選挙戦を勝ち抜く決意だ。

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