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役員会・役員連絡会後 梶山幹事長代行記者会見

2024年9月10日(火) 10:18~10:25
於:党本部平河クラブ会見場

梶山弘志 幹事長代行

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【冒頭発言】

本日の役員会・役員連絡会の概要を報告いたします。
岸田総裁からは、この体制の下での最後の役員会となる。まず、これまでの役員の皆さんのご協力・ご支援に心から感謝申し上げたい。
「歴史の分岐点」ともいうべき大きな時代背景の中で、内外ともに数々の難局に向き合った三年間だった。「先送りできない課題」に、皆さんとともに正面から向き合い、粒粒辛苦の努力を重ね、皆さんとともに成果をあげることができた。
私自身の至らなさを役員の皆さんのご指導とご支援でカバーして頂いたことに改めて御礼申し上げる。このチームで難局に取り組み、国政をしっかりと前に進めることができたことを誇りに思う。
さて、茂木幹事長の総裁選への出馬に伴い、先週5日から幹事長権限が総裁に委嘱されている。森山総務会長、渡海政調会長はじめ各役員の皆様にもご協力いただき党務に遺漏なきを期していく。役員各位のご協力をお願いしたい。
先週、韓国を訪問し、尹大統領と12回目の首脳会談を行った。この2年間、両国関係の強化にかける強い思いを有する尹大統領と共に全力で取り組み、日韓関係の新たな章を開くことができた。我々が本格化させた「シャトル外交」は、こうした日韓関係の本来あるべき姿を体現していると考えており、今回の訪問も、その一環であるとの考えに基づいたものである。現下の戦略環境の下、日韓の緊密な連携は、日韓双方に利益をもたらすのみならず、国際社会からの期待に沿うものと考えている。
今週12日に総裁選の告示。過去最長の15日間、国民の皆さんの政治への共感を何よりも大切に、活発な論戦を期待している。
沖縄県宜野湾市の市長選は、我が党推薦の佐喜真候補が勝利した。小渕選対委員長をはじめ関係者の尽力に感謝。
改めて、役員各位お一人お一人のご尽力に、感謝申し上げたい。職責にある間、最後まで緊張感をもって国政・党務にあたる。引き続きのご協力をお願いする。
麻生副総裁からは、岸田内閣が発足して丸3年となった。まもなく総裁選が行われる。政界に入って約40年になるが、これだけ候補者が出ることはなかった。活発に意見が戦わされていることは歓迎すべきことで、活力が違う政党だと改めて自負している。
この3年間、日韓関係では12回の首脳会談を行い、日米関係では国賓待遇で訪米され、NATOの会議にも出席されるなど、成果をあげてこられた。
内政に関しても、原子力政策の推進、TSMCはじめ、様々な形での企業誘致、訪日観光客の消費額の増加など、地方にとっても大きな成果をあげた。
こういった時代の様々な問題を十分に解決できる能力は圧倒的に自民党にあると確信している。引き続き、皆さんのご活躍を心から期待して、3年間お世話になったことに感謝申し上げ、御礼に代えさせていただく。
浜田国対委員長からは、先の台風10号につき、明日11時に災害特の理事懇を開き、被災状況を聴取する。その他、国会として対応すべき事案が生じた際は、別途検討してまいる。
石井参議院国対委員長からは、本日10時に、災害対策特別委員会の理事懇を行い、先般の台風10号における、農産物、電気等を含む被害状況について、関係省庁から報告を聴取し、質疑を行う予定である。
閉会中、そして総裁選挙のさなかにおいても、いかなる事態にも臨機応変に対応し、国会としての責務を果たすよう、衆議院の浜田国対委員長と連携を密にし、臨んでまいる。
関口参議院会長からは、総裁選挙の後に行われる臨時国会に向けて、参議院自民党としても、しっかりと準備をしてまいる。
衆議院と緊密に連携して取り組んでまいるので、よろしくお願いする。
岡田参議院幹事長代行からは、松山参院幹事長は、本日まで参議院の公式派遣で海外出張中であり、代わって報告する。
先週6日(金)、全国知事会から合区解消に関する決議の申し入れを受けた。引き続き、地方の声を真摯に受けとめ、当面の対応を検討していく。
小渕選対委員長からは、一昨日投開票された沖縄県の宜野湾市長選挙は、わが党と公明党が推薦した佐喜眞 淳候補が、革新側の候補に大差をつけて圧勝し、通算3回目の当選を果たした。ご支援、ご協力いただいた皆様に感謝申し上げる。
今週から総裁選挙が始まるが、現在、衆議院の空白区や、参議院選挙に関する調整が各地で行われており、党本部への申請が届いているものもある。
ついては、現体制において決められるものは決めて、新しい体制に引き継いでいきたいと考えているので、宜しくお願いする、との発言がありました。
渡海政調会長からは、特にありませんでした。
森山総務会長からは、総務会は、本日は案件がないため、開催しない。
なお、総裁選挙期間中の総務会については、特に案件がない限り、 開催しない。その後については、決まり次第、ご案内申し上げる、との発言がありました。
役員会・役員連絡会の概要は以上です。
なお、総裁選期間中は、役員会・役員連絡会は開催いたしません。

質疑応答

Question
朝日新聞です。このあと、公明党の山口代表が退任を表明される見通しです。山口代表は野党時代も含めて15年に渡って自民党の連立パートナーを組んで、代表を務めてこられました。今回の山口代表の退任の受け止めと、加えて代表が変わる中で自公の連立関係は四半世紀を迎えるわけですけれども、今後の自公関係がどのようなかたちになっていくべきか代行のお考えを伺います。
Answer
報道は承知しておりますが、公明党の山口代表が正式にご退任を発表されたわけではありませんので、コメントは差し控えさせて頂きたいと思います。
その上で、自民党、公明党の両党による連立政権の発足から来月で25年になります。四半世紀に及ぶ自公の連携の歴史は、その絆の深さを背景に、内外の様々な困難な課題を解決し、政策を実現してきたものと思っております。