2024年4月16日(火)10:10~10:20
於:党本部平河クラブ会見場
【冒頭発言】
役員連絡会の概要について報告させていただきます。
茂木幹事長からは、先週、岸田総理が米国を訪問し、日米首脳会談、日米フィリピン首脳会談に加え、上下両院の合同会議での演説、ノースカロライナでの日系企業の視察などが行われました。
首脳会談では、国際社会が歴史的な転換点を迎える中、日米両国が「グローバル・パートナー」として国際社会の様々な課題をともにリードし、自由で開かれた国際秩序を維持・強化していくことを確認できたことは、高く評価したいと思います。また、上下両院の合同会議での演説、私も夜中に見ていましたが、何度もスタンディング・オベーションが起こり、好評価だったと思います。
本日、衆議院補欠選挙が告示となりました。東京15区においては、当初推薦の方向で協議を進めていた乙武候補について、先週12日までに本人から推薦の要請がないこと、また選挙区である江東総支部の意向等を勘案し、党本部として推薦決定を見送ることといたしました。
その上で、島根1区について、わが党が公認し、昨日公明党も推薦を出した錦織功政(にしこり・のりまさ)候補の必勝に全力で臨みたいと思いますので、役員各位のご協力、よろしくお願いいたします。
先週、国会において、政治資金規正法改正などを審議する「政治改革に関する特別委員会」が設置されました。今後、政治刷新本部のワーキンググループにおける検討を踏まえ、各会派と真摯に議論を進め、今国会での法改正を期したいと思います。
浜田国対委員長からは、今週は定例日ごとに本会議が立ちます。本日は、議了案件の採決と、重要広範議案である「入管法」の趣旨説明質疑を行う。「民法」採決の際に討論がつくので、所要2時間40分程度を見込んでいる。18日(木)は、議了案件の採決および、総理の訪米に関する帰朝報告と 質疑を行う予定。また19日(金)は、議了案件の採決と、「デジタル社会形成基本法」の趣旨説明質疑を行う予定である。憲法審査会は、先週ようやく今国会初の自由討議を行うことができた。22日(月)に開催することで合意している予算委員会の集中審議の持ち方について、本日の理事懇で協議する。
石井参議院国対委員長からは、本日は、3常任委員会が開かれ、総務委員会においてNTT法案、厚生労働委員会において生活困窮者支援法案の2委員会2件の採決が行われる。
昨日15日(月)、立憲民主と国対委員長会談を行い、本会議における登壇法案の選定及び日程、予算委員会の集中審議等について協議を行った。
合意を受けて、明日17日(水)は、本会議を10時に開会し、総理出席の下での経済安保法案の登壇と、議了案件・採決を行う予定。所要は2時間強を見込んでいる。
明日以降、登壇ものを中心とする本会議が続くとともに、総理帰朝報告・質疑の本会議、予算委員会・集中審議等、タイトな日程となって参る。衆議院と連携を密にし、臨んでいくので、よろしくお願いする。
関口参議院会長からは、本日、島根一区補欠選挙が告示される。錦織候補の必勝に向け、参議院自民党をあげて、より一層、力を入れて頑張って参る。衆議院の皆様とともに全力で取り組んでいくので、よろしくお願いする。
松山参議院幹事長からは、おかげさまで先週12日(金)に、参議院先議の法案は全て衆議院に送付することが出来たが、補欠選挙や大型連休等もあり、後半国会も厳しい日程となっている。国対や各委員会の現場で大変な苦労をいただいているところであるが、引き続き、衆議院側のご協力をよろしくお願いする。
また、本日告示される衆議院島根1区補欠選挙は、関口会長を先頭に参議院で全力をあげて取り組んでいる。錦織候補の勝利に向けて、県連及び党本部と緊密に連携して参るので、よろしくお願いする。
永岡選対委員長代理からは、小渕選対委員長が島根県で応援のため、代わって発言させていただく。衆議院島根1区補欠選挙が本日、告示を迎えた。小渕選対委員長も出陣式の応援弁士として登壇するほか、17日(水)まで選挙区内各地で活動を予定している。既に大勢の役員の先生方にご支援をいただいているが、必勝に向け、改めて各位のご支援、ご協力をお願い申し上げる。
渡海政調会長からは、今週の政調審議会は、本日10時より開催。政府への提言1件の審査を予定している。
なお、イランによるイスラエルへの攻撃については、本日の外交部会・外交調査会の合同会議で、政府側から報告を聞いた。今後も、この枠組みで状況の推移を注視してまいりたい。
森山総務会長からは、総務会は、本日11時より開催する。国会対策委員会からの「衆議院規則の一部を改正する規則案」の審議を予定している。
なお、塩谷立衆議院議員から、4月4日の党紀委員会における処分を不服として、4月12日付で、岸田文雄総裁に対して再審査の請求があり、同日、岸田総裁より、総務会の議に付すよう、要請があった。そのことについて、本日の総務会で、私よりご報告する。
平井広報本部長からは、直近の世論調査結果について報告がありました。
役員連絡会の概要は以上です。
質疑応答
- 朝日新聞です。告示となりました衆院3補選についてお伺いします。内外に日本が諸課題を抱えている中ではありますけれども、この3補選、何が問われる選挙になるとお考えでしょうか。加えて、候補を擁立されている島根1区に関しては、どのような点に力点をおいて、どのような戦いを展開されるのでしょうか。
- 3補選については、選挙区の事情や補選に至った経緯がそれぞれ異なっておりますので、一括りにして意味付けをすることはなかなか難しいと思っております。一方、島根1区ではわが党の公認候補を擁立していますので、有権者の皆様に対し、政治の信頼回復に向けた我々の取組み、そして、岸田政権が取り組む経済再生の具体策について、選挙戦を通じてしっかりと伝えていくことが重要であると考えています。
島根1区では、わが党は錦織功政(にしこり・のりまさ)候補を公認し、公明党からも推薦を頂いております。錦織候補の必勝に向けて、党本部として全力で臨んで参りたいと思っております。長崎3区と東京15区は、それぞれの背景もふまえなければならないと思っております。そうしたことなども総合的に勘案しながら、累次に渡って地元支部、県連、都連と相談し、党としての対応を決めていく、対応をしていくということになると思います。
- 朝日新聞です。最後、言及がありましたけれども長崎3区、それから東京15区について擁立見送りとなりましたけれども、昨日菅前総理も、やはり島根1区のみの擁立は残念だという風に述べられています。今回、見送りになったことへの受け止めをお伺いしたいのと加えて補選は選挙区の有権者にのみならず、広く国民に対して先見の考えであったり、政策の期待点になると思いますけれども、今回島根1区の擁立だけで十分なのだとお考えでしょうか。
- 選挙に臨むものとして、しかも政権与党として一つ一つの補選というのはやはり候補者を立てていく姿というのが本来の姿かもしれません。しかし、やはり先ほど申し上げたようにそれぞれに事情がある。長崎に関しては10増10減で減員区ということで一つ選挙区が少なくなるということもあります。そういったことの中で調整を進めてきた。その調整を生かすためにもこういう形になったのかなと思っておりますし、東京15区は地元の江東総支部の考え方、また都連の考え方をすり合わせしながら、どういう形にするか。まるっきり、ここはノータッチということはないことは無いと思いますけれども、地元の総支部の意向というものをしっかり考えながら党本部としても全力を尽くして参るということだと思っております。