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特集「逆風の先に」 群馬3区・笹川博義衆院議員
214票差を勝ち抜いた

群馬県東部、太田市、館林市、邑楽郡(板倉・明和・千代田・大泉・邑楽各町)からなる群馬3区。立憲元職との一騎打ちを214票差で制した笹川博義衆院議員は、これまで3回にわたって事実上の一騎打ちを戦ってきました。これまでと違い、「冷たい風」と笹川氏が表現する逆風の中、わずかに踏みとどまった選挙戦でした。終盤に起こった非公認候補が代表を務めるわが党の支部に党本部が政党交付金を振り込んだ「2千万円問題」が重くのしかかったと振り返ります。

個人演説会で自らの政策や考えを訴える笹川博義衆院議員

投票率低下は「あきれ」の現れ

解散から6日後の公示。政治改革について自らの考えを説明するところから始まる選挙戦。笹川氏にはいくつもの難所が待っていました。

笹川博義衆院議員 選挙を戦うには組織を動かすための丁寧な対応が必要になります。準備に時間をかけて、一つ一つ段階を踏んでいかなければなりません。ただ、政治資金問題に関する説明は、私が自ら行わなければ、有権者に十分伝わりません。その説明が追い付かないままに公示を迎えた選挙戦でした。
経済や外交・安全保障の主張に対しては一定程度の理解はありましたが、野党の主張は政治改革に重点が置かれ、政策的な対立軸が見えにくく、与党支持者からは冷めた反応を感じました。逆風というより「冷たい風」を感じる選挙戦で、政治改革に対する十分な納得が得られない中で、支持を広げるのは難しいと感じました。

工業地帯と農村部に分かれる群馬3区。一騎打ちで激戦の中、一定の手ごたえを感じていた終盤に「2千万円」問題が起こりました。

笹川 群馬3区の太田市や大泉町は製造業が盛んな地域で、中選挙区時代には旧社会党が地盤としてきた地域です。政治改革への説明は尽くし、期日前投票の運動にも一定の手応えは感じていました。
しかし、最後の3日間で「2千万円」問題が起こりました。選挙前に党が政治資金問題で処分を受けた候補者に対して厳しい判断を下し、その姿勢は一定の評価をされていたと捉えていましたが、最後に積み上げてきたものが崩れ去る感覚がありました。再び政治資金の問題が大きく注目され、「しっかりしろよ」「笹川さん、建て直さないとだめだ」という声も多くいただきました。
今回、投票率が群馬3区では前回から約4パーセント下がりましたが、それは端的に言って、自民党に対する「あきれ」の現れだったと思います。一騎打ちとなると当然、批判票は相手候補に集中しました。

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