2024年3月26日(火)10:30~10:40
於:党本部平河クラブ会見場
【冒頭発言】
役員連絡会の概要について報告をさせていただきます。
茂木幹事長からは、一昨日、熊本県知事選が行われ、わが党が推薦する新人の木村 敬(きむら・たかし)候補が勝利を収めました。自民党にとって逆風となる選挙の中、大きな意義がある勝利だと思っております。小渕選対委員長はじめ役員各位、地元関係者のご尽力に改めて感謝申し上げます。
先週22日・金曜日から石川県を訪問し、先日の党大会で岸田総裁が提唱された「政治刷新 車座対話」を行い、また、能登半島地震の被災地を視察しました。
「車座対話」では、県連役員や女性局はじめ参加者から、早急な政治責任の明確化はじめ、厳しいご意見を頂きました。今後も役員各位にご協力頂き、全国各地に足を運び、地方の声、現場の声をしっかり伺いながら、党改革を進めていきたいと思います。
23日・土曜日には、地震と火災で深刻な被害を受けた輪島市の「朝市通り」と輪島港を視察しました。未だ震災の爪痕が至る所に残っており、地域の再生は道半ばと感じました。また、「応急仮設住宅」を訪問し、感謝の声をいただいた一方で、福祉サービスの機能を持つコミュニティセンターなど、具体的な要望もいただきました。
近く党として第2次提言を取りまとめたいと考えています。引き続き被災者に寄り添いながら、政府や地元自治体、商工会議所とも連携し、復旧・復興をさらに加速していきたいと思います。
昨日、二階元幹事長より、派閥の政治資金パーティーの問題をめぐる政治責任を明らかにするため、次期衆院選には出馬しないという意向が表明されました。
自民党の幹事長を歴代最長の5年2カ月務めるなど、長年にわたってわが党の党勢拡大に大きく貢献された政治経験豊かな方であり、今回のご判断を重く受け止めたいと思います。
国会では、参議院の予算委員会で昨日も集中審議が行われるなど、「令和6年度予算案」の審議が大詰めを迎えています。参議院の皆様にはご苦労をおかけしますが、予算の一日も早い成立に向け、最後まで緊張感を持って臨みたいと思います。よろしくお願いいたします。
浜田国対委員長からは、本日13時の本会議で、同意人事および議了案件の採決と、重要広範議案である「食料・農業・農村基本法」の趣旨説明質疑を行う。所要は、2時間30分。その次の本会議は、参議院側の状況をみながら検討している。
野党から、政治資金問題に関する予算委員会での証人喚問や、政倫審において先に質疑を行った議員以外の45人の審査申立てを求められているが、慎重に対応する。
今週は、参議院にとって大事な一週間となる。総予算と日切れ法案の成立に向けて、衆議院もしっかり連携してまいる。
石井参議院国対委員長からは、本日は、予算委員会を9時から開会し、一般質疑を、衆議院本会議をはさんで、午前、午後のトータル5時間コースで行う。予算委員会の休憩時間に、外交防衛委員会、国土交通委員会を開会し、外交防衛委員会は、一般質疑と、在外公館名称給与法案の趣旨説明。国土交通委員会は奄美・小笠原特措法案の趣旨説明を行う。
昨日、与野党国対委員長会談を開催し、与党側から27日午前中に集中審議を3時間、午後に締めくくり総括を3時間、討論採決し、27日に予算をあげたいという提案をしたが、野党側は29日まで丁寧に審議をすべきとのことで、お互いが持ち帰りという形になっている。
昨日5時から野党国対委員長会談が開かれ、立憲の国対委員長が一任をとりつけたとのことで、私の方も関口会長、松山幹事長に一任をとりつけ、今日の午前10時から国対委員長会談を開き、27日、28日、29日の日程の合意形成に、しっかりと取り組んでまいる。
今週は、参議院にとって、極めて重要な1週間となる。衆議院と連携を密にし、臨んで参るので、よろしくお願いする。
関口参議院会長からは、今週はいよいよ、年度末を迎える。来年度予算と日切れ法案をしっかりと成立させ、出口を預かる参議院としての責任を果たしてまいる。引き続き、衆議院の皆さまにもご協力をよろしくお願いする。
松山参議院幹事長からは、年度末が間近に迫り、大変厳しい日程が続いているが、参議院として意思をしっかり示すように、年度内成立に万全を尽くしてまいるので、よろしくお願いする。
熊本県知事選挙は、わが党推薦候補者が勝利を収めることができ、今後の大きなはずみとなった。この勝利を4月の補欠選挙につなげるように、参議院としても引き続き、全力で取り組んでまいる。
小渕選対委員長からは、一昨日、熊本県知事選挙が投開票され、わが党が推薦した新人の木村敬候補が激戦を制し、初当選を果たした。
厳しい環境の中、10万票近くの大差をつけた勝利の意義は大きく、今後に予定される選挙に向けて弾みになると考える。改めてご支援、ご協力いただいた役員各位に感謝申し上げる。
渡海政調会長からは、今週は、火曜日、木曜日、ともに政調審議会は予定していない。政調では、先週までに、想定されていた法案の審議は全て終了した。今後、議員立法が数件、出てくる可能性があるので、随時、対応してまいりたい。
森山総務会長からは、総務会は、本日は案件がないので、開催しない。次回の総務会については、諮るべき案件が出て来次第、ご案内する。
平井広報本部長からは、直近の世論調査結果について、党の新しいポスターについて、報告がありました。なお、ポスターの詳細については、近く広報本部長が記者会見を開き、改めて発表するとのことであります。
遠藤中央政治大学院長からは、昨日行われた第2回「背骨勉強会」の開催についてのご報告と、次回は4月8日の開催を予定している、との報告がありました。
金子組織運動本部長より、熊本県知事選挙の御礼について、発言がありました。
役員連絡会の概要は以上です。
質疑応答
- TBSです。次の衆院選への不出馬を表明した二階元幹事長について伺います。野党側は、政治資金をめぐる問題などへの説明が「全く不十分だ」として、政倫審など国会での説明を求めています。処分より先に不出馬を表明し、政治責任は取った形ですが、今後、二階氏の説明責任について党として求めていく考えはあるか、梶山代行のお考えを伺います。
- こちらからも発言をしている通りでありますが、二階元幹事長に限らず、関係する当事者自身が、国民に対して丁寧に説明を行っていくことが基本であると考えております。 その上で、昨日、自民党幹事長を歴代最長の5年2ヶ月お務めになった二階元幹事長より、派閥の政治資金パーティーの問題を巡る政治責任を明らかにするために、次期衆院選には出馬しないという意向が表明されたということであります。国土強靭化、地方創生、そして観光立国の推進など、長年にわたって、日本の基軸となる重要課題に心血を注いでこられた政治家でありますので、今回のご判断を大変重く受け止めたいと思っております。
- 時事通信です。派閥の裏金事件について伺います。党執行部による安倍派の元幹部への追加聴取が今日と明日の2日間行われると各社報じています。追加聴取が始まることへの受け止めと期待することを教えてください。
- 誰から聴取するという話についてはまだ調整中だと承知しております。自民党によるヒアリングをして、その後、政倫審もあった。その上でもう一度確認をしていくという作業があるということであります。
- 読売新聞です。二階元幹事長は次期衆院選の不出馬を決めました。二階さんの処分について代行はどのようにお考えでしょうか。
- これは政治的責任をとられたということで、昨日ご自身が発表されたということでありますので、党としてはまたそれは重く受け止めたいという言葉は出ておりますけれども、処分についての話はしておりません。これからのことだと思います。