2023年12月12日(火)10:16~10:24
於:党本部平河クラブ会見場
【冒頭発言】
役員連絡会の概要について報告をいたします。
茂木幹事長からは、各政策グループの政治資金パーティー問題について、様々な指摘がされており、国民の間に疑念が拡がっています。強い危機感を持って、一致結束して対応していかなければならないと考えており、その第一歩として、各グループのパーティーの開催を当面見合わせるとともに、年末年始の行事等も自粛することを申し合わせました。
政治の信頼回復に向け、状況を把握しながら、適切な対応を取っていきます。強い危機感を持って取り組んでいきたいと思いますので、役員各位のご協力をよろしくお願いいたします。
今国会も本日を含めて残り2日となり、昨日には、野党から官房長官の不信任決議案が提出されるなど、緊迫した状況となっております。まずはこの不信任案を粛々と否決し、残された法案の成立に全力を挙げたいと思います。
特に、出口を預かる参議院の皆さんにはご苦労をかけておりますが、更に衆参で緊密に連携し、一層の緊張感を持って最終盤の国会に臨みたいと思います。
先週8日、来年度予算編成の「基本方針」が決定しました。持続的な賃上げや国内投資の促進、防衛力の抜本的強化など、重要な政策課題にしっかり対応するため、引き続き、「予算編成大綱」と「税制改正大綱」の取りまとめに向け、議論を加速していきたいと思います。
髙木国対委員長からは、委員会審議と本会議の予定について。内閣官房長官不信任決議案への対応について。
野上参議院国対委員長からは、委員会審議の予定について。
関口参議院会長からは、終盤国会について。
世耕参議院幹事長からは、会期と決算について。
小渕選対委員長からは、来年2月の京都市長選挙について。
萩生田政調会長からは、来年度税制改正・予算編成に関する議論について。
森山総務会長からは、総務会の予定について、発言がありました。
平井広報本部長からは、直近の世論調査結果について、説明がありました。
役員連絡会の概要は以上です。
質疑応答
- 朝日新聞です。公明党の西田参院会長がNHKの討論番組の中で、来年の通常国会での政治改革の必要性に触れ、その上で政治資金規正法の見直しであったり、いわゆる旧文通費の見直しについて言及しました。こうした発言の受け止めと、こうした政治改革の必要性についてどうお考えでしょうか。
- 昨日の会見で、茂木幹事長も仰っていた通り、事態の進展をしっかり把握しながら、問題やその原因がある程度明らかになってくれば、2度とこのような問題が起こらないように透明性を高める措置、再発防止策、さらに各政策グループの問題であっても、今後、党としても関与していく体制など、検討していきたいということを申し上げているわけでありますけれども、いろんな意見があると思いますけれども、今言ったことに尽きるということであります。
- 産経新聞です。派閥の政治資金問題で自民党や岸田内閣の支持率が低下し、苦境に立つ中、梶山幹事長代行に期待する声が高まっていると思いますが、こういった中でどう役割を果たして行きたいかお考えをお伺いします。
- 執行部の一員として、幹事長代行として、全身全霊、岸田総裁と茂木幹事長をしっかりとお支えするということが私の職務であると、それが全てであると考えています。
- 北海道新聞です。一部報道で岸田首相が会長を務めていた宏池会でも、派閥が実際に集めた収入よりも少ない金額が収支報告書に記載されていたとの疑惑が報じられました。首相はこれまで、各派閥が責任を持って説明すべきとの考えを示されています。派閥を離脱したとはいえ、直近まで会長を務めていた首相が何らかの説明責任を果たすべきとお考えでしょうか。
- 既に各派閥に取り組んでいただいておりますけれども、各政策グループにおいて収支報告書の再点検をするという事、そして必要な訂正とその説明を行った上で、党としても記載漏れの再発防止に向けた取り組みを検討して参りたいということは各派閥にこちらからお願いをしているということであります。ですから、それぞれの派閥が精査をした上で防止策も含めて説明があるものと思っております。
- 共同通信です。官房長官の不信任決議案について、冒頭でもお話ありましたけれども、官房長官については交代するという報道もありますが、この整合性についてどのようにお考えでしょうか。
- ご承知のように、今日明日で国会が閉じるわけであります。まだ、成立していない法案もある。まずはこの二つの法案を、成立に向けて衆参が連携を緊密にしていくということを最初申し上げました。そのためにやはり政府与党で連携を図っていくと、その上でそういったものがあると思っております。
- 読売新聞です。今週中にも官房長官と安倍派の大臣を交代させるという報道もあります。代行は人事で打診を受けた場合、受ける用意はありますでしょうか。
- 仮定の話にはお答え申し上げられないということでありますし、報道では色々書かれておりますけれども、まずは今日明日の国会をしっかり乗り切っていくこと、上げるべき法案を成立をさせていくこと、それが今、今日明日の最大の仕事であると思っております。