2020年9月1日(火)10:39~10:50
於:党本部平河クラブ会見場
【冒頭発言】(高鳥筆頭副幹事長)
本日の役員連絡会の概要を報告いたします。
森山国対委員長からは、お盆明け後の閉会中審査について、8月19日に厚労委員会、26日に内閣委員会を行ったほか、明日9月2日に予算委員会(参考人質疑)を行う予定。
末松参議院国対委員長からは、9月9日に災害対策特別委員会で熊本視察を行う。
関口参議院会長からは、安倍総裁の辞任は大変残念なことであった。新総裁も参議院一丸となって支えていきたい。
世耕参議院幹事長からは、尖閣への中国公船侵入問題や秋の台風シーズンに向けた災害対応等、政治空白を作れない状況だ。一日も早い新総裁の選出が必要である。
岸田政調会長からは、概算要求に向けた各部会の協議は粛々と進めていく。
鈴木総務会長からは、本日の総務会で新総裁選出方法について議論する。
以上です。
【冒頭発言】(二階幹事長)
先週金曜日、役員幹部会におきまして安倍総理より健康上の理由により、総理総裁としての政治の責任を担うということが困難であり、国民の皆さんや党員の皆さんに迷惑をかけてはならないとのことで、総理総裁を辞任するとのご報告がありました。私どもにとっては大変残念なことであります。
しかし政治の空白、停滞は一刻も許されないのでありまして、即刻、後継総裁の選出のあり方についてご相談をし、一任を受けておりますので、総裁の体調を考えれば、一日も早く後継総裁を決めるということが必要であると考えます。速やかに決定することが何よりも重要だと思います。早急に新体制を確立する。そして新型コロナウイルス感染症の問題で、国民が大変不安に陥っている時に、我々がこれに対する積極的な対応を早急に講じていかなくてはならないと考えております。
概算要求、国会対応等、差し迫っている問題がありますが、これらに対しても早急に対処をしたいと思います。
以上のことから、後継総裁の選出につきましては、緊急を要することから「党大会に代わる両院議員総会」(両院議員及び都道府県連代表各3名)において、それぞれご参加を頂き、選出を行いたいと存じます。なお、選挙の執行は総裁選挙管理委員会の皆さんにお願いしたいと思っております。
以上です。
質疑応答
- 日経新聞です。今、幹事長がおっしゃった発言は、役員連絡会の中で幹事長がご発言なさったものでしょうか。そうであれば、それに対してのご意見はありましたでしょうか。
- ご説明を申し上げて役員の皆さんから特段のご意見がなく、全会一致で了承されました。
- NHKです。総裁の選出の仕方について役員連絡会の中でもあったとのことですが、一方で総裁の体調の問題もあるので緊急を要するのですが、党員が参加する形での総裁選挙をやるべきだという声も届いています。今日の総務会でもそういった意見が出されることが予想されますが、それに対しての対応はどのようにお考えでしょうか。
- それらのことは十分念頭に入れながらも、この事態にどう対応するかという政治的判断が必要かと思います。
- 読売新聞です。総裁選の日程、今後の首班指名、組閣等の見通しについて教えてください。
- 総裁選挙管理委員会で即刻決められると思いますから、それに従って行いたいと思います。
- 朝日新聞です。両院議員総会について、異論を唱えている方の多くは党員の声をどのように反映するかという点だと思います。国会議員と都道府県連で選挙をするという形ですが、党員の声は両院議員総会という形であっても十分に反映されるものとお考えでしょうか。
- 国会議員はまず自民党の党員から選ばれてきているわけでありますし、また、県連からも代表が参加されるわけですから。方法は異なるかもしれません。一番理想は党員全員にお集まり頂いてご意見を聞くのが一番良いと思いますが、そういうことが今可能かどうか、適切かどうかということを考えれば、今の方法をやることが重要であろうと判断しております。
- 日経新聞です。都道府県連代表各3票について、予備選挙の実施を求めるですとか、その3票にできる限り党員の意向が反映されるようなことを党本部から各県連に働きかけるお考えはありますか。
- 各県連はそういうことは平生から承知をしておりますから、それぞれの県連の独自性において対応されるものと思っております。
- 時事通信です。臨時国会の日程について、後継総裁が選ばれた場合、次は首班指名だと思いますが、臨時国会の召集や首班指名の日程についてどうお考えでしょうか。
- 今、何日ということは申し上げられませんが、直ちに、日にちを置かないで対応していきたいと思っております。
- 共同通信です。総裁選について、現時点で出馬の意向を固められている方もいるような報道がありますけれども、どのような総裁選での議論や展開を期待されるか、お考えをお聞かせください。
- 日常の党勢拡大のために、それぞれが頑張っているわけですから、それぞれの日頃の活動、経験、抱負に基づいて、それぞれご意見があるだろうと思っておりますから、それを集約してまいりたいと思っております。
- 日経新聞です。今後、二階派として支持する候補を正式に決めた際に、今後の支援のあり方として、推薦人名簿に多くの名を連ねるですとか、どのような貢献の仕方を考えていらっしゃいますか。
- 私は今日は幹事長として会見をしているわけですから、派閥のことは派閥で考えて頂きます。