【冒頭発言】(伊藤副幹事長)
本日の役員連絡会の概要を報告致します。
森山国対委員長より、外務委員会の「日米貿易協定」については、できるだけ早く参議院に送付できるよう全力を尽くすというお話がございました。
末松参議院国対委員長より、本日は7常任委員会の開催と2委員会の視察、文科は新国立競技場、厚労はハンセン病施設等を視察されているということでございます。重要な一週間となるので、衆院と密に連携していくというご報告がございました。
下村選対委員長より、先週土曜に鹿児島の政経セミナー、約1000名余の方がお集まりになったといわれておりますが、憲法改正の講演を行ってきた。憲法の議論が各地に広がってきているというお話がございました。
岸田政調会長より、補正予算編成に向けて、11月26日に政調正副会長・部会長会議を開催し、各部会からの報告を受ける。なお、予算編成大綱は来月中旬に取りまとめる予定である。次回の政審は19日。首里城再建については、政調の沖縄振興調査会のもとに、検討機関を設置する。また、英語の民間試験の問題については、文部科学部会のもとにWTを設置する方向だというご報告がございました。
鈴木総務会長より、次回の総務会は19日。なお、明日、宮城県の丸森町を始め、白石市、角田市に台風被害の視察に行くということでございます。
小泉国際局長より、第17回国際政治・外交論文コンテストを行う。締め切りは来年の1月24日。来年の党大会で総裁賞、幹事長賞等の発表を行う。
以上です。
【冒頭発言】(二階幹事長)
全ての女性党員が自由に意見交換を行う交流の場として、党本部の709号室に「女性政策推進室」を設置することにいたしました。遅きに失するわけですが、党始まって以来のことであります。稲田幹事長代行を初代室長に任命しました。各県連にこれを周知徹底することによって、全国の各級議員にもこの場所をご活用いただくようにしたいと思っております。
以上です。
質疑応答
- 毎日新聞です。昨日、石破元幹事長が桜を見る会の参加者について、党の役職をしているときに枠があったが使ったことはないと述べ、自民党に招待者の枠が割り当てられていること認めました。自民党に招待者の枠が割り当てられているかの事実関係についてお願いします。
- ほとんど興味ありませんし、何枚割り当てられておるのか、そんなことは存じません。
- NHKです。桜を見る会に関連して、公費で行っているものについて安倍総理が後援会のメンバーを多く呼んでいるということ自体が公私混同だという指摘があります。これについていかがお考えでしょうか。
- 誰でも議員は、選挙区の皆さんに機会あるごとに何か出来るだけのことを呼び掛けてご参加いただくということに配慮するのは当然のことではないかと思います。
- 北海道新聞です。女性政策推進室について、日本の国会議員における女性議員が占める割合というのは依然低く、衆議院では10%程度で、先進国では最下位という状況です。女性の政治参加を促す点で、どんな点が欠けているとお考えでしょうか。
- これは国民の皆さんの厳正な選挙によって選ばれるわけですから、選挙が全てですね。ですから、何も欠けている点はないんですよ。更にそのことに努力をしていく必要があるかというと、当然あるとは思いますが、何も欠けている点はありません。
- TBSです。桜を見る会について、割り当てがあるかどうかは存じ上げないとのご発言がありました。幹事長ご自身が、幹事長室の割り当てを使って誰かを招待をしたという事実は無いということでしょうか。
- そんなことも十分承知しておりません。それはあったって別に良いんじゃないですか。なにか特別そのことが問題になることはありますか。
- TBSです。野党側の指摘は、総理ご自身が税金を使った行事に後援会の人々を多く読んでいるという事が問題、公私混同では無いかという内容です。幹事長ご自身は、自身の後援会や関係者を呼んだという事実は無いでしょうか。
- 長い政治活動の中ですから、何があったか思い出せませんが、記憶にあるところではそんな大きな印象に残るようなことはありません。
- 北海道新聞です。女性活躍の関係で、選挙という回答をいただきました。世界の国の中では、女性の割合を一定にするためにクオータ制というような制度をとる国もあります。日本においても、選挙の仕組みの中で増やしていくというような施策をとるような考えはありますか。
- 女性の議員の皆さんからのご意見を重視していきたいと思いますが、そういう枠を改めて設けるということは、私はかえって女性に対して失礼ではないかと。男女平等で、同じポジションで皆がやっているわけですから。その中で当然、選挙の結果に基づいて対応していくというのが正しいやり方じゃないかと思います。女性から特別の意見があれば、また参考に承ります。
- 共同通信です。総理は昨日の全国知事会で、国土強靭化に意欲を示されました。この必要性と、今後どう進めていくお考えでしょうか。
- 災害とか地域の強靭化を図っていくという面では、先手先手でやっていかないと意味が無いんですね。意味が無いというのは言い過ぎだけれども、遅れてやったのでは効果が無いんですよ。それから予算も沢山掛かって、その割に効果が出ないということもある。ですから、先々に対応していくというのが大事だと思っております。
- 日本経済新聞です。総理が策定を指示した経済対策について、補正予算と来年度の当初予算を合わせて15ヶ月予算を指示しております。その規模については、同じ15か月予算で見たときに、昨年の規模を上回る水準が必要だとお考えでしょうか。
- 政策として進めていく時には、昨年よりも上回って対応するというような積極性があっていいんじゃないかと思います。
- 読売新聞です。超党派の国会議員が、調査捕鯨に関する法律の改正案を参議院に提出する見通しを伝えたということです。持続的な利用の確保を目指したものになりますが、この受け止めと、幹事長は議連に関わっているのでしょうか。
- 議連には積極的に関わっております。私の地元では捕鯨に出ておりますし、捕鯨ということで特別視する向きもあるようでありますが、こういう問題を、寄って集って政治の力で捕鯨をやっている人たちの生活を圧迫するようなやり方は適当では無いと、私は常々思っています。
- 毎日新聞です。女性政策推進室ですが、初代室長には稲田代行が就かれます。稲田代行はこの前のテレビ番組でも、総理にしかできないこともあると、総理総裁に意欲を示されておりますが、どう見ておられますか。
- こういう場面でどうかと思います、推薦演説をしろと言うならなんぼでもします。稲田さんは立派なことを伺える人材だというふうに常々思っております。