【冒頭発言】(高鳥筆頭副幹事長)
今日の役員会の概要を報告いたします。
まず安倍総裁からは、一昨日は国民祭典、昨日は祝賀御列の儀で、多くの国民が天皇陛下のご即位をお祝いされた。雲一つない穏やかな日であった。改めてご即位をお祝い申し上げます。
一日も早いなりわいと生活再建を行うため、先週、パッケージと予備費を決定した。併せて補正予算編成の指示を行った。災害対策はもとより経済対策についても早急に取りまとめたい。臨時国会は残り一カ月を切った。気を引き締め、税・予算編成に全力をあげたいとの発言がありました。
森山国対委員長からは、次回の本会議は明日13時から、故宮川典子先生の追悼演説と上り案件の「ハンセン病補償金支給法」および「ハンセン病解決促進法」の処理、さらに「会社法」の趣旨説明質疑を行う。所要は1時間15分の見込み。なお、14日(木)も上り案件で本会議を開く予定。
外務委員会の「日米貿易協定」については、先週8日の委員会を維新と希望を除く野党が、資料の問題を口実に途中退席するなど日程闘争の姿勢を強めているが、できるだけ早く参議院に送付できるよう全力を尽くすとの発言がありました。
世耕参議院幹事長からは、高知県知事選挙について、参議院比例候補全員の現地入りを行うとともに、友好団体への働きかけを行いたいとの発言がありました。
下村選対委員長からは、福島県議選では31名が当選し、単独過半数となった。4年前の5議席増、改選前2議席増だったとの発言がありました。
岸田政調会長からは、本日、茨城県を訪問し、仮置き場や河川の決壊現場を視察した。明日は埼玉県の河川や農業の視察を行う。先週金曜に総理から補正予算編成の指示が出た。政調としてはすでに議論を始めており、来月の取りまとめに全力を注ぎたいとの発言がありました。
以上です。
【冒頭発言】(二階幹事長)
去る10月31日、沖縄の首里城が焼失し、県民のみならず、日本中が大きな悲しみに包まれているところであります。わが党としても首里城再建を強力にバックアップするため、「再建支援金」を募りたいと考えております。ついては党所属国会議員の12月歳費から一律1万円を天引きさせていただいて、沖縄県に手渡したいと思っています。
先般、ご逝去された故・吉田博美先生の東京でのお別れの会、これは党葬でございますが、12月11日11時から青山葬儀所で行われることとなりました。実行委員長は安倍総裁、副委員長は青木幹雄先生にご就任をお願いすることに致しております。
以上です。
質疑応答
- 毎日新聞です。先週8日の参議院予算委員会にて、共産党の田村議員は質問の中で、首相主催の桜を見る会については参加者数や税金の支出が増えており、首相も地元の後援会からも多くの人を招待しており、首相の後援会の一大行事になっているのではないかと批判しました。政府は功績、功労があった方々を幅広く招待しており問題ないとの認識ですが、立憲民主党の安住国対委員長はこれに対して私物化の疑いと指摘し、野党で追求チームを立ちあげることを決めました。幹事長のお考えをお願いします。
- 選定者や人数については、内閣官房や内閣府の主催されている行事ですから。お尋ねがあればそちらの方に聞いていただいて、党は特別の関与を致しておりません。
- 毎日新聞です。近年、税金の支出が増えていることについては適当であるとお考えでしょうか。
- それは何人増えたからいくらになったんで、それが適当であるかどうかと、そういうことについては今即座にお答えするものは持ち合わせておりません。考えておきます。
- 読売新聞です。首里城の支援金の件ですが、党に所属する全国会議員が対象で、いつ頃までに出すのかという規模感や時期についてはいかがでしょうか。
- これは私どもも総務会にも諮りますし、そうした手続きが済めば直ちにやります。われわれが義捐金をお出ししたからといって、それで済むような問題ではなくて、そのことからまた多くの皆さんのご協力を得られればという思いが当然あるわけですから。出来るだけ早くしたいと思います。
- 読売新聞です。所属する国会議員全員が対象になるんでしょうか。
- もちろんです。
- 朝日新聞です。桜を見る会の説明責任についてお伺いします。参加者の選定の仕方が後援会の関係者じゃないかとか、私物化が指摘されている中であって、これは公費として国の予算を使って行われるものですが、その辺りの曖昧さが指摘されている中で、政府として説明する責任についていかがお考えでしょうか。
- それは政府が考えることであって、私が説明しなさいとかしなくていいとか言う立場ではありません。
- 毎日新聞です。昨日のパレードで、即位に関する一連の行事が終わりました。皇位の継承策については、一連の行事が終わった後に検討を始める意向を政府は説明しております。党内議論をどのように進めていくべきとお考えでしょうか。
- 党内の議論をよく伺った上で判断すれば良いと思っております。
- 毎日新聞です。党内に新たにポストや会議体を設けるお考えはありますか。
- 党内の意見をよく伺った上で方針を決めて行きたい。その中に入るんじゃないですか。