わが党は9月14日、都内で党大会に代わる両院議員総会を開き、安倍晋三総裁の後任に菅義偉内閣官房長官を選出しました。
今回の総裁選は党則第6条第2項に基づき、党大会に代わる両院議員総会で選出する方式が取られ、全ての国会議員(394人)と都道府県連の代表各3人(141人)の投票によって行われました。
午後2時すぎ、野田毅党本部総裁選挙管理委員長が投票の開始を宣言。国会議員と都道府県連の代表はソーシャルディスタンスを保ちながら壇上の投票所で一票を投じました。開始から約1時間15分後、有効投票総数534票のうち、377票を獲得した菅義偉内閣官房長官の当選が野田委員長から報告されると、会場からは大きな拍手が沸き起こり、厳粛な面持ちの菅新総裁がゆっくりと立ち上がって四方に一礼しました。
新総裁の誕生を受け、挨拶に立った安倍前総裁は「皆さんと共に困難な課題に挑戦し続けることができたことは私の誇りだ」と謝意を表明。菅新総裁について「官房長官として黙々と汗を流してきた姿をずっと見てきた。令和時代に最もふさわしい総裁だ」と述べ、力強くエールを送りました。
続いて菅新総裁が祝福の拍手と歓声に包まれながら登壇しました。菅新総裁は「新型コロナの危機を乗り越えるには安倍総理が進めてきた取り組みを継承し、進めていかなければならない。自民党の旗の下に一致団結してこの国を前に進めようではないか」と力強く決意表明。その上で自身が目指す社会像として、改めて「自助、共助、公助、絆」と強調し、「役所の縦割りや悪しき前例主義などを打破して規制改革を進める」と訴えました。
【開票結果】
石破茂候補 68票
菅義偉候補 377票
岸田文雄候補 89票
(届出順)