2021年6月8日(火)10:31~10:41
於:党本部平河クラブ会見場
【冒頭発言】(山口筆頭副幹事長)
本日の役員連絡会の概要を報告いたします。
森山国対委員長からは、本会議は本日13時から開会し、「ミャンマーの軍事クーデターを非難し、民主的体制回復を求める決議」を採択したうえで、議了案件の採決が行われる。この採決をもって、閣法の採決は全て終わることになる。次の本会議は10日木曜に開かれる。党首討論は明日、参議院側で開催される。
末松参院国対委員長からは、本日は7常任委員会が開かれ、5委員会6件の採決が行われる。明日は、10時から本会議が開会し議了案件の採決、13時より憲法審査会が開会し国民投票法の質疑、16時から党首討論が行われる。
山口選対委員長からは、静岡県知事選、東京都議選の支援、協力をお願いする。
下村政調会長からは、今週の政審は本日のみ開催する。10日木曜に政調全体会議を開催する。
佐藤総務会長からは、総務会は本日11時から開催する。
牧島青年局長からは、今週末13日、日曜を中心に「全国一斉街頭行動」をコロナ感染防止策を徹底したうえで実施する。テーマは「北朝鮮による拉致問題の解決」に加え、18歳選挙権や憲法改正などを念頭に「私たちが決める!この国のかたち」の二本立てで行う。また街頭活動の新しい試みとして、複数の会場と党本部を繋ぐリモート演説会も企画している。
【冒頭発言】(二階幹事長)
国会は会期末までご承知のとおり、余すところ1週間余りとなりました。明日は党首討論が行われることは、ご承知のとおりであります。党を挙げてしっかりと総理をみんなで応援してまいりたいと思っております。最終盤にいろいろな局面があるわけですが、皆様に協力をいただき、お互いに党の結束の成果を示してまいりたいと思っております。
今週、総理はG7サミットのため訪英されるわけでありますが、しっかりとみんなで留守を守り、総理の外交を党としてお支えをしていきたいと、このように思っております。
質疑応答
- NHKです。補正予算に関連して伺います。菅総理は、今国会については会期の延長をしない方向のようですが、補正については、オリンピック後の臨時国会で補正を組んだ上で、その後解散という日程については、幹事長、どのようにお考えでしょうか。
- まあ、それはこれからまだ先の問題ですから、今、特にお答えするに至りません。
- NHKです。補正予算の必要性については、幹事長、どのようにお考えでしょうか。
- いろんな事業をですね、積極的にやっていこうと思えば、当然、補正予算を必要とする場面もあるでしょうから、必要に応じてやっていきたい。補正予算ありきじゃなくて、事の重要性によって、補正予算は積極的に組んでいくと、こういうことでいきたいと思います。
- 朝日新聞です。昨日の役員会、また、本日の役員連絡会の中での発言で、最終盤にいろいろな局面があるというふうなご発言されてると思うんですけれども、それはどういった展開を想定されてのご発言でしょうか。
- 別にどういったって具体的なことじゃなくて、終盤に至れば、いろんなことがよく起きてくるものを通例としますから、述べたまでです。
- 東京新聞です。立憲民主党の本多平直議員が、50歳と14歳が性交することを禁止するのはおかしいという趣旨の発言を部会でされていますが、これについて、受け止めをお願いします。
- (野田幹事長代行): 他党の発言でありますが、党のほうでも、年齢についての引き上げに関する検討会を開いているところであります。ですから、党としては、まだ結論が得ていないという状態であります。
- 毎日新聞です。秋元司衆議院議員が昨日保釈されまして、先ほど記者会見を開きました。IR事件、証人買収などの罪で起訴されてますが、このことについて全て無罪だと主張されており、まず、この件について受け止めをお願いします。
- 実はまだ、本人から何も直接聞いておりませんので、そういう会見があったとか何とかいうのですが、これは何も具体的に聞いておりません。そこで特に申し上げたいことはですね、係争中の問題でありますから、私どもから、内容をよく知らない者がですね、いろいろとコメントするということは、これは控えておきたいと思います。
- 毎日新聞です。東京15区の支部長について、今、秋元さんが離党したことで空席となっていると思うのですが、秋元さんは先ほどの会見でも、次の衆院選への出馬の意向を明らかにしているのですが、今後、自民党として秋元さんへの対抗馬を立てる予定があるかどうか、お願いします。
- それは地元のご意見等を十分よく聞いた上で対応したいと思います。
- 北海道新聞です。関連してなのですが、秋元司衆議院議員、現在でも二階派に所属しているかと思うのですが、その方が次期衆院選の準備をしているということについては、どのように考えていらっしゃるのでしょうか。
- まだ直接会ってませんから、どういうご意向であるかということは、今、報道関係の皆さんから承るだけですから、会って、聞いてからにしたいと思います。
- 中国新聞です。有罪になった議員とか、逮捕されたりした議員の歳費について、返還を求めたり、支給を停止したりする歳費法の改正について伺います。自民党内でも、先週、プロジェクトチームで議論、党内議論が始まりましたけれども、先ほどおっしゃったように、国会の会期末が1週間後に迫っておりまして、議論を先行させている公明党とか、立憲民主党からは今国会内での法改正というのを求める声が強まっています。この件について、今国会内での歳費法の改正ということを実現する必要性があるかどうか、また、現在の議論の進み具合等についてお考えをお願いします。
- よく党内で相談して進めていきたいと思います。
- 中国新聞です。今国会内での法改正の必要性というところについてはどうでしょうか。
- 今国会でできれば、それは一番いいことですけど、法改正ですから、そんなに慌てふためいてやってですね、いい結果になるかどうか分かりませんから、そこは慎重にやりたいと思います。
- 中国新聞です。では、やっぱり憲法との兼ね合いとか、そういう課題がおありだというご認識ですか。
- うん、それもありますけれども、今慌てふためいてやるということがどうかということを言っているんです。