議員になろうと思ったきっかけは何ですか?
サラリーマンだった父が定年退職後、大府市議会議員を3期務めました。父が引退する際、「これからは女性活躍の時代だから挑戦してみないか」と私に白羽の矢が立ちました。ごく普通の専業主婦だった私が議員になることで、皆さんに政治をもっと身近に感じて欲しいという思いと、大府市には今まで女性議長がいなかったので、初の女性議長になるという密かな目標を胸に、出馬を決意しました。
仕事のどんなところにやりがいを感じますか?
政策提言が実現した時や、市民からの要望を行政に伝え、実現した際に感謝された時。具体的には、危険な通学路の歩道整備が完了したことや、大府市公式キャラクター「おぶちゃん」のLINEスタンプが販売されたこと、外国にルーツを持つ児童生徒の初期指導教室の実施等。些細なことから大規模なこと、すぐにできることや時間がかかること等、様々ありますが、実現した時の達成感と市民からの感謝や激励の言葉はとても励みになります。
仕事をしていて葛藤を感じることは何ですか?
立候補する際の条件として、夫から「家庭を蔑ろにしないでほしい」と言われていました。私もそれを了承し、当選直後は割と約束が守れていたと思いますが、年数が経つに連れて、仕事優先になってしまっている現状があり、家事や夫への対応が疎かになっていると感じています。また、三女が成人したので育児は一段落しましたが、娘たちともっと向き合うべきと思いつつ、十分な時間が取れないことにも葛藤があります。
議員になるにあたって大変だったことは何ですか?
それはどう乗り越えましたか?
父の後任ということで地盤はあり、家族の理解もあったので、特に問題はありませんでしたが、強いて言えば、現職の議員からSNSで、二世議員であることや自民系であることを批判されたり、事前に挨拶をしなかったこと(父の後援会の承認を受ける前に私の出馬情報が洩れてしまった)に対してクレームが来たりと、メンタルが削られました。日にち薬で何とか乗り越えました。
力を入れている政策は何ですか?
- 安全で安心なまちづくり(大府警察署(仮称)新設の推進)
- 「こどもまんなか」社会の実現
- 快適で便利な暮らしの基盤づくり
- 有機農業、有機給食の推進
今後、議員としてどんなことを実現したいですか?
力を入れている政策の実現。特に、未来を担うこどもたちが、自己肯定感や自己有用感を持ち、「自分の人生の主役は自分なのだ」と認識して、人生を楽しめるような「こどもまんなか」社会の実現を目指したいです。
職場環境で良いところや改善したいところはありますか?
大府市議会では女性比率が高く、言いたいことが言える風通しの良い環境だと感じています。女性が役職に就くことにも偏見がなく、女性が活躍できる職場です。令和6年4月現在、正副議長、3常任委員会のうち2つの委員長が女性です。
リフレッシュ方法はありますか?
推し活!大好きなアーティストのコンサートやイベントへの参加、ドラマ視聴等で癒されています。他には、親しい友人とのランチ&おしゃべりでストレス発散したり、スマホで漫画を読んだりして気分転換しています。
どんな仕事内容ですか?
- 議案の審査と議決
- 来賓として招待される行事やイベント、会議等への出席
- 議会の議事進行(現在、議長のため)
- 市民から要望や相談を受け、行政に届ける
- 議長の充て職になっている組合議会等への出席
- 議会ごとに自分の活動報告を作成し、地元住民や支援者に届ける等
議員を目指す女性へのメッセージ
政治は自分とは遠い存在だと感じている人も多いと思いますが、実は生活と密接に関係した身近なものです。私たちの暮らしの中で、「これは困ったな」とか「こうだったらいいのにな」と感じたことについて、ルールを決めたり、変えたりするのが政治です。今は女性活躍の時代です。是非とも女性ならではの視点を活かして、政治の世界に飛び込んできてください。世界が広がり、とても刺激的でワクワクした人生が待っていますよ!
1日のスケジュール
午前
- 06:30
- 起床、身支度
- 07:30
- 洗濯
- 08:00
- 移動、登庁
- 08:50
- 議案説明会
- 09:00
- 議会運営委員会
- 09:30
- 会派代表者会議
- 10:00
- 議会運営委員意見交換会
午後
- 12:15
- 大府ライオンズクラブ例会
- 13:30
- 東部知多衛生組合議会議会運営委員会
- 14:00
- 東部知多衛生組合議会第1回定例会
- 15:00
- 執務(議長決裁等)
- 17:20
- 買い物
- 17:50
- 帰宅
- 18:00
- 夕食の支度
- 19:00
- 岡村市長市政報告会
- 20:00
- 後片付け
- 20:30
- 帰宅