議員になろうと思ったきっかけは何ですか?
東京の大学院で学びながら、初めて地元を離れた経験から、地方出身者としてのアイデンティティを強く感じました。私にとっての転機で、そのまちで生まれ育った自分たちがまちを守り、責任をとっていく必要があると感じた瞬間であり、私が議員になろうと思ったきっかけです。地元のまちに対して、国や大企業が解決してくれるという甘い期待から、自分自身の関わり方を変えなければならないと気づかされました。
仕事のどんなところにやりがいを感じますか?
自分の暮らすまちについて、今や未来の意思決定に関わることができていることにやりがいを感じています。10年間の議員活動を通じ、議会に提案される様々な議案の、一つひとつの意思決定が繋がり、小さくはあるものの、将来的には大きくまちを動かすことを体感するようになりました。また、住民の方からのお声を届けることによって、制度などがよりよく変わっていき、満足に繋がっていくこともやりがいを感じることの一つです。
仕事をしていて葛藤を感じることは何ですか?
20代の独身のときに議員になりました。任期中に結婚・出産をし、今に至ります。独身時代は議員という仕事だけに集中できていたのが、どうしても家庭や子育てでのすべきことが増え、そうはいかない部分も出てきていることに少し葛藤を感じています。もちろん、家庭や子育ての経験が議員活動に生きている部分もあります。ただ、100%頭も身体も議員活動に、というわけにはいかないところは葛藤と感じています。
議員になるにあたって大変だったことは何ですか?
それはどう乗り越えましたか?
初出馬時はまだ特に実績がなく、若い女性が選挙に立候補した前例がなかった地域だったこともあり、選挙のときには本当にできるのか、など有権者の方と信頼関係を築くことが難しかったように思います。それでも信じてくださった方との関係を大切にすることと、政治活動を見ていただき、信頼を得ていくことしかできないと考えたため、周りの方々や自分自身の信条を大切にすることを重視しました。
力を入れている政策は何ですか?
現在はデジタル化を手段として市民の多様な生活に合わせて行政サービスを届けることや、妊娠・出産・子育てに関する政策に力を入れています。時代に合わせてその時々に必要な政策を提言していきたいと考えています。
今後、議員としてどんなことを実現したいですか?
まちに住民の皆様が暮らし続けられること、を第一に考えています。そのために必要なことを実現していきたいと考えています。
職場環境で良いところや
改善したいところはありますか?
結婚時の旧姓の使用や妊娠期の産休育休などの制度について、議会のルールに則って制度化したところは良かったと感じています。
ただ、まだオンラインの利用などについてはさらに整える余地があると感じています。
リフレッシュ方法はありますか?
自分の時間を持つことは今はとても難しいですが、大切にしたいと考えています。産前はマラソンをすることが、頭を空っぽにすることができるので良いリフレッシュになっていました。
どんな仕事内容ですか?
議会に出席し、条例案や予算案などを審査することが最大の仕事です。加えて、毎月、行政当局から所属している委員会の所管事務について報告があれば伺います。住民の方からは様々な声が寄せられます。それらは議案審査などに活かすこともありますし、個別に行政に伺い、課題を解決することもあります。地域行事に伺うことも、現場を見たり地域の方にお会いするために必要なことです。
議員を目指す女性へのメッセージ
政治の分野はまだ女性の活躍が少なく、前例が少ない中での活動に困難を感じられることもあると思います。ただ、議会は市民の鑑であるべきだと私は思っています。市民の女性の割合だけ、議会にも女性がいるべきです。前例が少ないからこそ、女性の考えが入ることは非常に意義のあることですし、この分野での女性の活躍が増えることが社会全体をよりよくするためには必須であると感じています。ぜひ飛び込んでいただきたいです。
1日のスケジュール
午前
- 05:30
- 起床、自分時間(勉強など)
- 06:30
- 朝食
- 07:00
- 自分時間(勉強など)
- 07:30
- こどもたちの身支度
- 08:30
- 保育園送り
- 09:30
- 仕事開始
午後
- 12:00
- 昼食
- 13:00
- 仕事再開
- 17:00
- 仕事をできるだけ終える
- 17:30
- 保育園迎え
- 18:00
- 夕食準備
- 18:30
- 夕食
- 19:00
- こどもと過ごす時間
- 20:00
- お風呂
- 21:00
- こども寝かしつけ
- 22:30
- 就寝