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月刊誌「りぶる」特集 2月号より

石田真敏広報本部長に聞く!
革新的技術で、夢と希望が持てる社会に!

(右)石田真敏 広報本部長、(左)生稲晃子 新聞出版局次長
(右)石田真敏 広報本部長、
(左)生稲晃子 新聞出版局次長

岸田政権は「新しい資本主義」と「デジタル田園都市国家構想」を看板政策に掲げています。その実現に不可欠な革新的技術は、私たちの暮らしにどのような影響を与え、夢と希望が持てる社会の構築につながっていくのでしょうか。
石田真敏広報本部長に、令和5(2023)年4月に実施される統一地方選挙に向けた広報活動とともに伺います。
インタビュアーは生稲晃子新聞出版局次長です。

取材日:令和4(2022)年11月25日
※マスクは撮影時のみ外しています

都道府県連と連携しながら広報活動を展開
日本の将来の道筋を示す新しい時代の資本主義

石田真敏 広報本部長

生稲初めに広報本部長として、今後どのような広報活動を展開されますか。

石田広報本部は、広報戦略局、ネットメディア局、新聞出版局、報道局の4局からなります。それぞれの局が、自民党の取り組みや政策などを国民の皆さまに向けて分かりやすく、そして丁寧に発信していけるよう努めていきたいと思います。
 発信の方法については、広報する内容に応じて柔軟に対応していきます。自民党の強みは、全国に都道府県連があることです。地方の最前線で政策に取り組む皆さまからのご意見やご要望も積極的に伺いながら、今後の広報活動に生かしてまいります。

生稲特に重視していることはありますか。

石田若い世代へのアプローチです。来たる4月の統一地方選挙に向けて、自民党の政策を幅広い世代に訴求していくことが大切ですが、若い世代はテレビ・新聞離れが顕著なので、われわれが伝えたい情報をどのように届けるかが課題だと考えています。インターネットなども活用しながら、情報を受け取った人が政治への関心を高められるような工夫もしていければと思っています。

生稲晃子

生稲岸田政権が掲げる「デジタル田園都市国家構想」の広報については、いかがですか。

石田「デジタル田園都市国家構想」は、「新しい資本主義」の重要な柱の一つです。政府の看板政策を国民の皆さまにご理解いただけるよう、政権与党の広報本部長として、しっかりとサポートしてまいります。

生稲「新しい資本主義」や「デジタル田園都市国家構想」が実現すると、私たちの暮らしはどのように変わるのでしょうか。

石田全国どこにいても誰もが快適に、そして活力に満ちた質の高い生活を送ることができるようになります。「新しい資本主義」や「デジタル田園都市国家構想」が示す道筋は、〝これから20年、30年にわたる日本の将来ビジョン〟です。
 それでは「新しい資本主義」とは何なのか。国民の皆さまからは「少し分かりにくい」という声もありますので、私の理解を簡単に述べます。
 『りぶる』読者の皆さまは、「新しい資本主義」の〝新しい〟を、〝新しい時代の〟に置き換えると、より理解しやすくなると思います。

生稲「新しい時代の資本主義」ですね。新しい時代とは、何を指しますか。

石田第5の社会といわれる「ソサエティー5.0※1」です。これは、平成28(2016)年の「第5期科学技術基本計画」(内閣府)で提唱された言葉です。
 政府が目指すべき国の姿を掲げ、それを実現するために産業革命に匹敵するような変革を推進し、新しい産業やサービスなどを創出していきます。

新たな社会 ソサエティー5.0
出典:内閣府

生稲「ソサエティー5.0」の“5.0〟という数字の意味を教えてください。

石田これまで人類が行ってきた社会の大変革に関連した数字です。
 狩猟社会を「ソサエティー1.0」、農耕社会を「同2.0」、工業社会を「同3.0」、情報社会を「同4.0」としています。現在は第4の情報社会を迎えていて、その次の時代を画する第5社会の在り方を提唱したのがソサエティー5.0です。
 政府は、このソサエティー5.0を日本の中長期的な成長戦略に掲げ、世界に先駆けて「超スマート社会」の実現を目指しています。私は総務大臣時代※2、総務省内に「地域力強化戦略本部」を立ち上げ、ソサエティー5.0の普及・啓発に努めてきました。

超スマート社会とは

必要なもの・サービスを、必要な人に、必要な時に、必要なだけ提供し、社会のさまざまなニーズにきめ細かに対応でき、あらゆる人が質の高いサービスを受けられ、年齢、性別、地域、言語といったさまざまな違いを乗り越え、生き生きと快適に暮らすことのできる社会

石田新しい時代の資本主義では、行政、金融、教育、医療・介護、防災、交通、エネルギー、製造、小売りなど、あらゆる分野の社会的課題を従来にない革新的な技術によって解決していきます。と同時に、これによって経済を発展させ、これまでとは次元の異なる成長を目指しています。その成長を促すため、政府では人、科学技術イノベーション、スタートアップ支援、脱炭素・デジタルの各分野に重点的に投資していきます。さらにこの新しい時代の資本主義は、一人一人の持続的な幸福につなげていこうという考えが根底にあります。なぜかというと、従前の資本主義社会では、所得の二極化や社会の分断を生んでしまった反省があるからです。政府は成長の恩恵を国民に還元することで消費を促し、その消費がさらに成長を押し上げていく「成長と分配の好循環」を目指しています。

※1:ソサエティー5.0は「サイバー(仮想)空間とフィジカル(現実)空間を高度に融合させたシステムにより、経済発展と社会的課題の解決を両立する“人間中心の社会”」と定義されている
※2: 平成30(2018)年10月2日~令和元(2019)年9月11日

石田真敏広報本部長に聞く! 革新的技術で、夢と希望が持てる社会に!

インタビューの続きはりぶる本誌でご覧ください

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