高病原性鳥インフルエンザの感染が早いペースで広がっています。例年11月頃から感染に伴う防疫措置を実施していますが、今年度は過去最も速い10月17日に北海道で確認され、すでに6道県8事例発生し、約108万羽が殺処分の対象となっています。農林水産省では強い危機感で対策の徹底を呼び掛けています。
鳥インフルエンザは渡り鳥等から感染する鳥の疾病です。国内の家きん(ニワトリ、七面鳥等)飼養農場で鳥インフルエンザが発生した場合、家畜伝染病予防法に基づき、発生した農場の飼養家きんの殺処分、焼却または埋却、消毒、移動制限等の防疫措置を実施します。
例年11月頃から最初の発生が確認されますが、今年度はこれまでで最も早い10月17日に発生が確認され、すでに8事例(11月15日現在)の発生が確認されています。
近年の発生事例と比較すると、過去最多となった令和4年度は10月29日に最初の事例が確認され、11月15日時点では9事例が確認されました。一方、シーズン全体で11件にとどまった昨年度は、最初の発生事例が11月29日でした。