10月27日に投開票が行われた第50回衆院総選挙では、わが党公認の当選者191人のうち、14人が初めての国政議席を獲得。政治への信頼回復、そしてこの国を前に進める推進力として大変期待がかかっています。厳しい選挙戦を小選挙区で勝ち抜いた和歌山1区・山本大地氏を紹介します。
124票差で激戦を制し、支援者と喜びを共有する山本大地氏
「国民に寄り添った政治家に」
わが党が19年ぶりに議席を奪還した和歌山1区。日本維新の会の現職候補との激戦を124票差で制し、初当選を決めたのが山本大地氏です。
山本氏は1区に位置する和歌山市生まれの33歳。地方銀行勤務を経て、和歌山市議会議員を2期務めました。
わが党に対する厳しい逆風の中、「ふるさと和歌山の人口が減り、町がボロボロになっていく状況を、指をくわえて見ているわけにはいかない」と、1区支部長の公募に応募し就任。今回の選挙戦への出馬を表明したのは衆院解散の1カ月前でした。
「しんどく、厳しい選挙戦だった。無名の状態から現職を追う展開だったが、あきらめずに頑張れば届くと自分自身を奮い立たせ、なんとか勝つことができた」と、当選確実の一報を受けて山本氏は語りました。その上で、自身が勝ち取った7万869票には「私に対する期待と、自民党に対してもっとしっかりしろ、という国民の気持ちが入っている」と強調。選挙中に公約した「和歌山のために働く、そして市民、国民に寄り添った政治家になる」という決意を新たにしました。
この11月には第一子が生まれる予定の山本氏。こども・子育て政策や教育政策に懸ける思いは人一倍強い。特に「金銭的な理由で子供を育てることが苦しい家庭を救いたい」と語り、「まずは子育てにかかるお金を少しでも減らしたい。給食費の無償化や授業料の無償化について積極的に取り組んでいきたい」と抱負を語ります。
山本氏の「若さと情熱」に、これからの和歌山の発展へ期待が寄せられています。