10月27日に投開票が行われた第50回衆院総選挙では、わが党公認の当選者191人のうち、14人が初めての国政議席を獲得。政治への信頼回復、そしてこの国を前に進める推進力として大変期待がかかっています。厳しい選挙戦を小選挙区で勝ち抜いた神奈川19区・草間剛氏を紹介します。
初当選を決め支援者と喜びを共有する草間剛氏(中央)
「古い自民党をたたき直す」
全国で唯一、2つの政令指定都市をまたがる選挙区である神奈川19区。「10増10減」に伴い新たに設けられた選挙区で、横浜市都筑区と川崎市宮前区を舞台に6人の新人候補が争った選挙戦を制したのはわが党公認・公明党推薦の草間剛氏です。
草間氏は42歳。かながわ自民党学生部の1期生で、29歳で都筑区から横浜市会議員に初当選し、3期12年、市会議員として活躍してきました。市議会議員時代には地方議会のマニフェスト大賞実行委員長を務め、地方議員選挙の際のビラ配布解禁を国政に働き掛け、法改正を実現させました。並外れた行動力で政策本位の地方自治を進めてきた姿に、自らも横浜市会議員から国政に進出した菅義偉副総裁も「私たちはとても似ている」と重ね合わせます。
昨年4月の統一地方選への出馬を見送り、同6月に19区の支部長に就任。国政進出を目指し活動を続けてきました。選挙戦では川崎市宮前区に事務所を構え、市会議員時の地盤である横浜市都筑区に加え、宮前区でも活動を強化。両区で野党候補を上回る得票数で、初当選を果たしました。
選挙戦ではわが党に対する厳しい逆風を感じました。「新人の力で古い自民党をたたき直す。党内の人から怒られようが厳しいことを言わなければならない」と、意気込む草間氏。選挙戦では6歳の娘からの励ましの手紙に涙を浮かべる一面も。選挙戦で掲げたスローガンは「優しく強い日本へ」。市会議員として培った経験で地域の声を丁寧に政治に生かす優しさと、政治改革への強い決意を併せ持つ、「優しく強い」国会議員が神奈川にまた1人誕生しました。