お知らせ「自由民主」先出し

自由民主1面コラム「幸響」
東 国幹 広報本部新聞出版局次長

東 国幹 広報本部新聞出版局次長

めずらしきものまこと少なし

政界に混迷をきたした時など、フラッシュパーティ(新政党)が誕生するのは、世の常と思う。また、それが政治改革のエネルギーでもあるだろう。長期政権を担ってきたわが党の自戒の念も込めて、そう思う。ただ大衆ポピュリズムに走るが故に、全てではないがデタラメもかなり多い▼上記の表題は、地元のラジオDJが語っていた言葉だが、言い得て妙と納得する。政党も他と異なることを言わなければデビューできない、かなりのインパクトとエネルギーを必要とするだろう。さらに政策の中身となると、語ることは少ない。表したとしても、シンボリックなシングルイシュー、あとはわが党の批判だろうか▼よく〝国民の民度以上の政治家は出てこない〟と言われるが、国民の映し鏡が政治家の姿でもある。珍しきを標望する世相であるが、これがまれに議席を得る。しかし、ホンモノは少ない。国際的な空間の広さと国家百年の時間の感覚からの政策は、必ずしも大衆受けはしないが、政策のまことはその辺にあると信ずる。

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