文化財の活用を通じた地域の活性化を
第6回日本遺産推進フォーラムを開催

「日本遺産の日」の2月13日に先立つ同9日、第6回となる日本遺産推進フォーラムが党本部で開かれました。渡海紀三朗政務調査会長や山谷えり子党文化立国調査会長、下村博文日本遺産推進議員連盟会長らが出席し、日本遺産に認定されている地域等からは計79人が集いました。フォーラムでは、日本遺産の取り組みを通じてわが国の伝統文化・文化財を保護・維持しながら活用していくことで、地域の活性化を図ることを確認しました。

渡海政調会長「新たな地域の魅力発信重要」

文化財を新たな地域の魅力として発信していくことを呼び掛けた渡海紀三朗政務調査会長

日本遺産の意義を語る山谷えり子党文化立国調査会長

「日本遺産」とは各地の文化財群を地域の歴史的経緯や特色に根差したストーリーにまとめて魅力を発信する事業で、現在、文化庁が全国各地にある104件の文化財群を認定しています。
フォーラムの開会に当たり、地元に日本遺産「北前船寄港地・船主集落」の構成文化財がある渡海政調会長は、「日本各地には文化的な遺産が眠っている」と指摘。「文化的な遺産を地域の皆さんが地域の力として掘り起こし、新たな地域の魅力を発信することが大変重要」と、参加者に呼び掛けました。
山谷会長は、「わが国は世界で最も長い統一国家としての歴史を持つ」と述べた上で、海外からの観光客が「その歴史の深さを味わうために訪れるようになっている」と指摘。日本遺産の取り組みを地域が一体となって推進することで地方創生にもつながっていくとの意義を語りました。

文化財の丁寧な説明を

フォーラムで基調講演を行ったデービッド・アトキンソン氏（左）とフォーラムの司会を務めた赤池誠章日本遺産推進議員連盟事務局長

またフォーラムでは、日本遺産の審査・評価委員会委員を務めるデービッド・アトキンソン氏が基調講演を行いました。

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