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自由民主1面コラム「幸響」
本田 太郎 広報本部新聞出版局次長

自由民主1面コラム「幸響」本田 太郎 広報本部新聞出版局次長

目標の達成

米大リーグの大谷翔平選手が、10年総額7億ドル、日本円で1015億円というプロスポーツ史上最高額の契約によってドジャースへ移籍する旨が発表され、日本はもちろん米国のメディアでも大きく報じられた▼大谷選手は高校一年生の時に「目標達成シート」なるものを作成し、「8球団からのドラフト1位指名」という夢の実現に向けて始動していた。9×9の81マスの中心のマスにこの夢を記載し、その周囲80マスに夢をかなえるために必要な要素を細分化した具体的な目標を書き込んだそうだ▼一気に最終目標を達成するのは無理でも、身近な少し高い目標を一つずつクリアし続けることで夢をかなえる手法は、政治家にも通じる面がある。平和で豊かな社会の実現という最終目標を達成するためには、内政・外交における大きな方針を掲げ、それらに向けた個別の施策を実行する。そのために、有権者の賛同を得るべく説明を尽くす。こうした地道な取り組みの積み重ねこそが私たち政治家に求められると、大谷選手は改めて思い出させてくれた。

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