ユネスコ無形文化遺産「結城紬」が織り成す伝統
結城紬 育てるショール 絹100%
5月12日から4日間の日程で行われたG7富山・金沢教育大臣会合。永岡桂子文部科学大臣が議長を務め、コロナ後の学校の在り方や、社会課題の解決とイノベーションを結び付けて成長を生み出す人材育成等について議論が交わされました。わが国からは、調和と協調に基づく日本発のウェルビーイングの概念が提案されました。
永岡大臣が各国閣僚や国際機関の代表者への贈呈品として選んだのは結城紬(つむぎ)の「育てるショール」。同大臣の地元である茨城県結城市や隣接する栃木県で生産される結城紬は、奈良時代から続くわが国を代表する伝統的工芸品です。平成22年には、結城紬の製作工程がユネスコ無形文化遺産にも登録。伝統的な技法に加え、新たな技法を取り入れた結城紬もあり、日々の暮らしの中で素材の良さを味わえる製品があります。