夏祭り
コロナ禍が過ぎて、人の交流も段々と戻ってくるようになってきた。これから夏を迎え、各地で夏祭り、盆踊り等が開催されるだろう。収穫祭の性格をもつ秋祭りに比べて、夏のお祭りは疫病退散を祈願したもののため、中心市街地で開催される事が多いと聞いたことがある▼わが地元でも、善光寺境内にある弥栄神社にて、ながの祇園祭御祭禮(ごさいれい)屋台巡行(じゅんこう)というお祭りがある。神仏混淆(こんこう)で善光寺らしいお祭りだ。かつては、京都の八坂神社、広島の厳島神社とならび日本の三大祇園祭と言われた時もあったそうだが、暫く(しばらく)途絶えていた。地元の青年会議所が発案し、20年ほど前に再興した▼ポストコロナの今年は、各町の屋台も登場しフルバージョンで開催する事となっており、楽しみだ。また、お盆前には、市民祭、そして、お盆過ぎると2カ月くらいをかけて町中の神社でお神輿を出して秋祭りだ。こうした伝統行事は、地域の絆を醸成するのに大変大事。リモートでは伝わらない人の温もり。コロナを乗り越え再興していきたいものだ。