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連載シリーズ 新しい資本主義の「扉」第22回
アプリで誰でも模倣品対策

連載シリーズ 新しい資本主義の「扉」第22回 アプリで誰でも模倣品対策

金属・樹脂に「透かし刻印」

国境を越えてさまざまな商品が取引される中、メーカーや消費者が頭を悩ませるのが模倣品への対策です。鑑定士といった「プロの目」がなければ、一般の消費者はなかなか見抜けません。そこで、金属や樹脂に「透かし刻印」を施し、専用のアプリを使って誰でも簡単に模倣品を見破ることができる画期的な新技術を紹介します。

複製が不可能な唯一無二の刻印

偽造防止・模倣防止の透かし刻印技術を開発したのは神戸市に本社がある「ユーロックテクノパーツ」。元々は自動車のナンバーに取り付けられる防犯用ネジを製造するメーカーでしたが、ドローンを登録する際に、自動車のナンバーに代替する製品開発を進め、金属や樹脂に直接「透かし刻印」を施す技術開発に成功しました。
ユーロックテクノパーツの透かし刻印は樹脂にも刻印できるため、封印シールや開封防止のシールとしても活用できます。商品にシールを貼り付け、はがそうとすると自己破壊する仕組みも備わっています。
透かし刻印は「マイクロ文字」で行われており、肉眼では確認が不可能。専用アプリにかざすことで真贋の判定が可能となる仕組みです。
ユーロックテクノパーツの透かし刻印は単に金属や樹脂へマイクロ文字を刻印するというものではありません。
採用先ごとに、組み込む文字の種類、大きさ等に加え、配列パターンや文字深さ、背景パターンなどを個別にカスタマイズし、陰影として浮き出る最適な状態で絶妙に刻印。採用先によってマイクロ透かし文字陰影は唯一無二となり、立体成形されたマイクロ文字陰影は、スキャナーやコピー機では再現するどころか、写し取ることすらできず、複製が不可能となる高い技術の結晶となっています。

こちらの記事全文は「自由民主」インターネット版に掲載されています。
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