党知的財産戦略調査会(会長・小林鷹之衆院議員)とデジタルコンテンツ戦略小委員会(委員長・山下貴司衆院議員)は5月17日、合同会議を開き、弁護士の寺内康介氏から「AIと著作権・その他諸権利との関係」と題した講演を受け、議論しました。
寺内氏は、画像やテキスト、音楽等を生成する「生成系AI」の誕生で、誰でもAIを利用できるようになり、AIで作成されたコンテンツが爆発的に増加していると指摘。その上で、AIの「学習過程」における著作権法との関係について説明しました。
AIの学習過程では、既存コンテンツ(著作物)を読み込む必要があります。著作物の利用について、著作権法は「著作権者の利益を不当に害することとなる場合」を除き、著作物を許諾なく利用することができると定めています。
合同会議では今後、AIの利活用について、知的財産の面からさらに議論を深めていくことを確認しました。