2025年の大阪・関西万博開会まであと2年となる4月13日、大阪の人工島「夢(ゆめ)洲(しま)」の万博会場予定地で起工式が開催されました。式典には岸田文雄総理が出席し、未来社会の姿を世界へ発信する大阪・関西万博成功に向けて、国家プロジェクトとして取り組む姿勢を明確にしました。また、式典は党を代表して二階俊博党2025年大阪・関西万博推進本部長も出席しました。
二階俊博党推進本部長らとくわ入れ
起工式には西村康稔経済産業大臣、岡田直樹国際博覧会担当大臣をはじめ、公式参加国、出展・協賛者、寄付者、施工者ら255人が参加。工事の無事と成功を祈念してくわ入れが行われました。
式典で祝辞を述べた岸田総理は「1970年、大阪万博。太陽の塔や月の石が日本全国にもたらした高揚感を、まるで昨日のことのように覚えている方も多いことでしょう。世界中に日本の発展を力強く示し、日本の科学技術の進歩、そして経済成長の起爆剤となる、正に歴史的なイベントだった」と振り返り、2025年の大阪・関西万博を「日本全国、そして、世界から、多くの人にお越しいただき、1970年の万博を超える、新世紀の万博にしていきたい」と、決意を示しました。
また、岸田総理は「新型コロナ、そして、地政学的な変動や世界エネルギー危機。まさに時代を画するような出来事が続く中、いのちについて向き合う万博に、大きな期待が寄せられている」として、「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに開催される万博に対して内外の期待が高まっていることを強調しました。
さらに、岸田総理は2年後の開催に向けた機運醸成の一環として、万博会場の夢洲とロゴマークをデザインした銀貨を今年発行し、今後、デザインをシリーズ化していくことを表明。政府として万博開催の機運醸成に力を入れていくことを強調しました。
岸田総理は起工式後に会見し、全国で機運醸成を進めるべく、万博と連携したスポーツイベンや修学旅行の誘致といったさまざまな企画を検討しているとし、「G7サミット(先進7カ国首脳会議)を始めとする外交の機会も生かし、世界に対してPRする」と、述べました。