私の地元埼玉県北部には、荒川と利根川の恵みがもたらす自然豊かな森林と田園が広がっています。
自然の豊かさと四季折々の気候がもたらすおすすめグルメは、深谷市の「煮ぼうとう」、長瀞町の「かき氷」、本庄市の「つみっこ」、秩父市の「わらじカツ丼」等の名物がたくさんありますが、今回推しメシとしておすすめするのは、私が夕食の後に嗜むウイスキー「イチローズ・モルト」です。
肥土伊知郎(あくと・いちろう)氏が平成16年に秩父市にベンチャー・ウイスキーを設立し、自分の名前をブランド名に冠した「イチローズ・モルト」が生まれました。秩父は盆地特有の夏は高温多湿、冬の朝晩は氷点下にいたる厳しい寒さの気候であり、また秩父山系からは、各所に「名水」が湧き出ています。こうした自然環境は、ウイスキーの熟成に良好な影響を与え、短い熟成期間にもかかわらず、フルーティーでバランスのとれた奥行きのあるウイスキー原酒として仕上がります。
「イチローズ・モルト」は、英国で開催される世界最高峰のウイスキーの品評会「ワールド・ウイスキー・アワード」で5年連続世界最高賞を受賞するなど、世界のウイスキーの中でも非常に高い評価を得ています。
また秩父市では、毎年2月に日本全国からウイスキーファンが集まるウイスキー祭が開催され、町おこしの大きな力になっています。
ぜひ一度、皆さまも「イチローズ・モルト」をご賞味ください。