シラス干しの風景
私の推しメシは愛知県産の「シラス干し」です。
これをおかずにご飯が何杯でも食べられます。シラスとはイワシの仔魚で、地域によっては「ちりめん」ともいわれます。愛知県のシラス漁獲量は兵庫県に続き全国第2位(令和元年実績)となっています。私の地元の大浜漁港でも春から秋にかけてシラス漁が盛んに行われ、獲れたてのシラスを釜ゆでし、天日干しし、販売されます。ブロック型に冷凍保存され、1㎏3,000円前後で全国に流通しています。昨今は冷凍保存技術が進歩し、味も以前に比べ塩分控えめとなり、健康志向にかなっています。天日干しについては、流通業者から食品衛生上の要求が高まり、機械乾燥されるケースも増えていますが、漁港近くの加工場で天日干ししている風景は、季節を感じる地元の大切な景色でもあります。
大根おろしと和えて醤油をかけていただくのが一般的です。ほのかな塩味を生かしてサラダにトッピングしたり、マヨネーズで和えてトーストの上にのせてもおいしくいただけます。しかし、何といっても温かいご飯にそのままのせていただくのが、魚好きの私にとっては最高の推しメシです。
愛知県産の「シラス干し」をぜひ、ご賞味ください。