僕はいま、大学を休学して低所得家庭の子供のために、主に無料学習会を開催するNPOで活動しているんですけど、その子供たちに貧困、教育機会の格差の問題が降りかかっています。今回、全国の低所得世帯の高校生向けに給付型奨学金の制度が創設されると聞きましたが、意欲がある子供は誰でも、高等教育にアクセスできるような方向に政策を進めてほしいです。
経済的事情のせいで子供に学ぶチャンスがない、ということは絶対あってはならない。自分のせいじゃないんだから。その意味で奨学金の充実も、公教育の充実も大事だと思う。
とにかく、子供たちについては家庭の事情に関係なく学びのチャンスがある、それが大事だと思います。
お金やステータスがあることだけが是とされる社会で果たしていいのかと最近考えてしまいます。そして、環境のせいでそうした競争のスタート台にすら立てないような子供たちの未来に、政治家の方々も目を向けていただければ。
社会が安定してくると、社会階層が固定化されやすい。機会の平等をこれまで以上に担保して政治をやっていかねばと改めて感じました。野村さんには貧困家庭の子供を救いたいという目標がある。前原さんには経済だけの指標でいいのか、という強い思いがある。それをぜひ、これから社会に出て発信し、少しでもその理想に近づけてほしいと思います。