これまで若者はあまり年金問題に関心がないと思われていましたが、最近は気になる人もいるようですね。
友人の中には少子高齢化が進んで年金財政がパンクして、自分が65歳になったとき年金なんかもらえるわけがないと言う人がいます。僕自身も、もらえないかもしれない年金のために保険料を払う必要があるのか、と少し疑問を感じているのですが。
結論からいうと、国がやっている公的年金は100%もらえます。というのも、保険料を取って給付する単純なしくみですから、保険料と給付の水準を改定すれば制度は維持できます。
また、国民年金といわれる基礎年金は、民間の生命保険会社のどの商品より利回りがいい。なぜかというと、皆さん方が納めている保険料に対して同額の税金が投入されるからです。考え方としては、自分が払った分と国からの税金分が合算のうえ運用されて、それが将来戻ってくるというイメージ。これほど恵まれている保険商品はありません。
でも、このまま平均寿命がどんどん上がって給付額が膨れ上がると、自分たちが年金を受け取れるとしても70歳以降からになるんじゃないですか。
正直、それはあり得る。ただ平均寿命が延びるということは、健康寿命も延びる。つまり、働きたい人がより長く働けるチャンスが増えると思うんですよ。早くリタイアして年金生活が長いより、長く活躍できる社会という選択も悪くないんじゃないかな。
私は、最近テレビや新聞で見た過労死のニュースにショックを受けました。いずれ結婚して母親になったとき、子供を保育園に入れられなかったら仕事はどうしようかとも。あれこれ考えると不安になります。
もちろん、雇用ルールを守らないブラック企業などはあってはならないし、学生を困らせて社会問題化しているブラックバイトについても、規制や取り締まりを強化していくべきです。
働きたい優秀な女性はたくさんいるのに子育てなどで仕事を離れなければならない状況が続いています。硬直した雇用体系の是正や待機児童問題などは政権の最重点課題だと思っています。
4歳になる息子のママである私にとっても、これは身近な問題ですよ。